カワサキから、世界で初めてストロングハイブリッド機構を搭載したバイク「Ninja 7 ハイブリッド」が登場しました。エンジンとモーターを組み合わせたパワーユニットを搭載し、スムーズな加速とスポーティなハンドリングを実現。特性の異なる3つの走行モードや、瞬間的に加速性能を高める機能などを備え、次世代の走りを楽しめる1台に仕上がっています。

マニュアル操作によるスポーツ走行も楽しめる

　カワサキから、次世代のライディング感覚を味わえるストロングハイブリッド仕様の大型バイク「Ninja 7 ハイブリッド」が登場。2024年6月15日に発売されます。

　本モデルは、大容量バッテリーによりモーターのみでも走行できる、内燃機関エンジンと電動モーターを組み合わせたパワートレインを搭載するハイブリッドバイク。

　その特徴について、カワサキモータースジャパンのマーケティング課・吉田修平さんは次のように話します。

「『Ninja 7 ハイブリッド』は600ccクラスのサイズですが、“e-boost”を使えば瞬間的に1000ccクラスのスタートダッシュを見せる一方、燃料消費率は250ccクラス級という二面性を備えています。

　トランスミッションはクラッチレバーレスの電子制御6速オートマチックで、左手元のシフトセレクターをマニュアル操作することで、ライダーの意思に忠実なスポーツ走行も楽しむことができます」

●シチュエーション合わせて選択できる3つの走行モード

「Ninja 7 ハイブリッド」はガソリンエンジンとEV（電気自動車）の長所を併せ持ち、あらゆるシーンでかつてない走行体験を楽しめる画期的なモーターサイクルです。

　エンジンは451ccの水冷4ストローク並列2気筒。交流同期モーターとのコンビネーションにより、次世代のパワーフィーリングを提供します。

　また、エンジン、モーター、大容量バッテリー、スタータージェネレーターなどの配置を吟味することで、軽量なトレリスフレームに搭載。これにより、カワサキのスポーツモデルらしいハンドリングを実現しています。

　走行モードは、エンジンとモーターの能力がフルに発揮される「SPORT-HYBRID」、モーターで発進し、必要に応じてエンジンが協調する「ECO-HYBRID」、静かでクリーンな低速用の“EV”という3つのモードを設定。併せて、駐輪場での取り回しに便利な「ウォーク」モード（後進機能つき）も備えています。

　なかでも「SPORT-HYBRID」モードには、走行時、瞬時の加速を要するときなどに5秒間使用できる“e-boost”を採用。特定の条件下では1000ccクラスに匹敵する加速を実現し、発進時や追い越し時に活躍します。

　スタイリングは、スポーツモデルである「Ninja」シリーズとハイブリッドモデルのイメージを融合した精悍な仕上がり。さまざまなテクノロジーが結集した「Ninja 7 ハイブリッド」は、これまでのモーターサイクルの概念を覆す次世代のライディングを体感できる1台です。

●製品仕様
・価格（消費税込）：184万8000円
・カラー：メタリックブライトシルバー×メタリックマットライムグリーン
・サイズ：全長2145×全幅750×全高1135mm
・ホイールベース：1535mm
・シート高：795mm
・エンジン：水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ
・総排気量：451cc
・モーター：水冷交流同期電動機
・システム最高出力：69PS（51kW）／1万500rpm
・システム最大トルク：60Nm／2800rpm
・エンジン最高出力：58ps（43kW）／1万500rpm
・エンジン最大トルク：43Nm／7,500rpm
・モーター最高出力：12ps（9.0kW）／2600〜4000rpm
・モーター最大トルク：36Nm／0〜2400rpm
・燃料タンク容量：14リットル