“夜逃げ屋”スタッフとしての顔を持つ漫画家・宮野シンイチ(@Chameleon_0219)さんが、自身の体験した実話をベースに描いている漫画「夜逃げ屋日記」。X(旧:Twitter)でエピソードが公開されるたびに多くの反響が寄せられている話題の作品だ。今回は依頼料を払えない親子とのエピソードを描いた第12話を紹介するとともに、作者の宮野シンイチさんに依頼者について話を伺った。


■夜逃げする人の家は散らかっている傾向が高い?

本作に登場した「大崎ノブコさん」という依頼者について、宮野さんは「当時は本当に気の毒に感じました。当日お金を払えないと言ってきた人は、この人が初めてだったので、特にその感情が強かったことを覚えています」と振り返る。

家の中にはかなりのゴミが散乱している様子が描かれていたが、こういった状況は夜逃げする人によく見られるのだろうか。宮野さんは「つい先日もありましたし、散らかり具合に個人差はありますが、散らかっていること自体はよくありますね。精神的に追い詰められると、部屋の片付けなんてできないような方は多いようです」と教えてくれた。



取材協力:宮野シンイチ(@Chameleon_0219)