麻酔を使用して出産時の痛みを緩和する「無痛分娩」。近年日本でも実施例が少しずつ増えてきている反面、出産を控えた妊婦さんに無痛分娩のメリットとデメリットがしっかりと周知されていない現状もあるという。そんな無痛分娩について、自身の体験を元に描いた白井くまさんの漫画「無痛分娩と産院のグルメ」がSNS等で注目を集めた。本作の漫画を紹介するとともに、作者の白井くまさんに話を聞いた。


■「無痛分娩にして大正解でした!」

無痛分娩を選択した件について白井さんは「個人的な感想ですが、無痛分娩にして大正解でした!」と明快そのもの。作中でも描かれている通り、麻酔を入れる前(陣痛4割進むくらい)と、促進剤を追加してから出産1時間前(陣痛9割進んだくらい)は痛みがあったが、それを上回る麻酔の効き具合に感動し、「(出産の)鮮明な思い出が残っているので、本当にやってよかったと感じました」とコメントした。金銭的余裕や病院の選択肢があったら(里帰りの田舎で産んだので病院が少なかった)第一子も無痛にしたかったなと、度々思い返すとのこと。

出産に関する余談を聞くと「普通分娩と無痛分娩では産後の回復がまったく違いびっくりしました!!」と即答。2人目の余裕もあったかもしれないが、退院後はノンストップ育児がスタートするので、少しでも産後の負担が減るように、これからは“誰でも無痛分娩が選択”できるような世の中になるといいなと願っているそう。

出産前後の食事にこだわった白井さんの2度目の出産…。どのようなものとなったのかは、ぜひ漫画の本編で確かめてみてほしい。



取材協力:白井くま(@kumamiiiiiiiiii)