『ドラマ』好評だったのに…すっかり視聴者の嫌われ者に「もう取返しはつかない」
7月11日放送のNHK連続テレビ小説『虎に翼』で、主人公・猪爪寅子(伊藤沙莉)の言動をめぐり、“嫌われヒロイン”が誕生してしまったようだ。
ドラマは、日本初の女性弁護士で、後に裁判官を務めた三淵嘉子さんをモデルとしたオリジナルストーリー。女性の扱いに関する「なぜ?」と向き合う寅子に共感の声が集まっており、すこぶる好評だったが…
11日は、寅子が新潟地家裁へ赴任することを受けて、娘の優未(竹澤咲子)を連れていくかどうか家族で話し合いが行われ、「家庭裁判所の母」として仕事は順風満帆だが、家庭をおろそかにしていた寅子は、優未に「今まで、ダメな母親でごめんなさい」と謝罪。
単身赴任して親戚の花江(森田望智)に預けるのが1番いいと頭ではわかっているが、「今ここで、優未と別れてしまったら、私と優未の間も、取り返しのつかないことになる」「お母さん頑張るから、生まれ変わるから」と一緒に新潟についてくるようお願い。 これに優未は食い気味に「はい」と即答。その目はわかりやすく泳いでいたとのこと。
「寅子は仕事では双方の言い分を聞いて判決をくだしているのに、どうしてか優未に対しては意志を確認しようともせず、“お願いベース”で話をどんどん主導していく。単身赴任すれば優未は親戚と仲良く暮らせるとわかっていて、それを本人が望んでいたとしてもついてきてほしいと言うのは、お願いのようで“ほぼ強制”と同義。それすら気がついていない寅子はすっかり視聴者の嫌われ者になっています」(ドラマライター)
視聴者からも、もはや“ネグレクト気味”なのではという声があがるほどヒートアップしているといい、
《朝ドラで定期的にやってくる主人公にモヤっとするターン》
《完全に育児放棄してきた寅子とふたりで地方赴任って、いまのモノサシではかれば、ネグレクトの児童虐待だもんな》
《寅子が優未に「決断をせまった」ようにしか見えないんだけど》《今まで数多くの朝ドラにクズ親が出てきたけど、主人公自身がクズ親って新しい》
などの厳しい声が相次いでいるという。
また、7月4日放送では、恩師の穂高(小林薫)が「私は、大岩に落ちた雨垂れのひとしずくにすぎなかった」と発言したことに、寅子が大激怒。 花束を渡す役割を放棄し、「感謝はしますが、許さない」と言いのけ、視聴者を「そこまで怒ることか?」とモヤっとさせた。
「後に公式サイトで『すごいことを成し遂げた先生を尊敬していたのに、そんな後ろ向きなことを言わないでよ!と感じたんですよね』と寅子の気持ちを説明していますが、それでも穂高にヒドイことを言ってしまった事実は変わらない。冷静沈着な物言いが人気を集めていただけに、もう取返しはつかないでしょう」(同)
朝ドラヒロインは、応援したくなるキャラクターであることが最重要だが、これまではともかく、「今の寅子は応援できない」という視聴者が多いのではないだろうかと「週刊実話WEB」が報じている。
編集者:いまトピ編集部