【多数】ミドル世代が知らない教科書の変更点「ザビエルはシャヴィエル」
元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏が、8月31日夜に放送された『情報7daysニュースキャスター』(フジテレビ系)に出演。最近の教科書で、一部の偉人の名前が昔の表記と違っているケースが増えていることについて言及する一幕があった。
「番組では、米国大陸を発見したコロンブスが『コロン』に、第16代米大統領リンカーンが『リンカン』に、日本にキリスト教を伝えたザビエルが『シャヴィエル』に変更されていることを紹介。菊間氏は『もう、昭和脳なので、ザビエルはザビエルだから。シャヴィエルとか、ちょっと何言ってるんですか? という感じになりますよね』『ザビエルでいいじゃない。そこ? って思いますよね』と、困惑した様子でした」(テレビ誌ライター)
菊間氏の納得いかない様子に多くのミドル世代から「ザビエルさんは発音で何となく前と近くてわかるけど、さすがにコロンさん呼びは全然慣れない」「学校で習うことなんか曖昧で不確かなものなんだ」と同意の声がある一方、「カタカナ誤訳は正せるなら正したほうが後々国際的にも会話が楽になる」「グローバル化が加速している現状を踏まえ、なるべく現地の読み方に近い表現で外来語を書き表すのは賛成。昭和脳とか関係ない」といった意見も聞かれる。
そんな歴史教科書の変更点は人名に留まらない。
「ミドル世代が聞いて仰天する第1位といえば、『いい箱作ろう鎌倉幕府』でしょう。『いい国作ろう鎌倉幕府』はメジャー中のメジャーな歴史年号の暗記文でしたが、1192年は源頼朝が征夷大将軍に任命された年にすぎず、現在の教科書で記載されている鎌倉幕府の成立年は1185年。段階的に成立したというのが現在の解釈です」(教育系ライター)
現在の教科書は歴史以外にもこんな違いが。
「小学校の教科書において、2011年度からは、『リットル』の表記には大文字のL が使用されています。単純に、小文字では数字の『1』と似ていてまぎらわしいというのがその理由。また、太陽系の惑星の並び順といえば『水金地火木土天海冥(すいきんちかもくどってんかいめい)』で覚えた人も多いと思いますが、冥王星は2006年に“惑星”という区分から外され、“準惑星”という位置づけに。なので、現在は『水金地火木土天海(すいきんちかもくどってんかい)』が正解となっています」(前出・教育系ライター)
菊間氏が困惑するのも無理はなさそうだ、と日刊サイゾーが報じている。
編集者:いまトピ編集部