夫が急死した小島瑠璃子にフジの「大誤報」
昨年、第1子を出産したばかりの「こじるり」こと小島瑠璃子の夫が、2月4日に急死した。午後3時頃、小島と子供が外出先から帰宅したところ、自宅で倒れている夫を発見。都内の病院に緊急搬送され、死亡が確認された。
小島はショックで気を失いかけながらも、110番通報。夫婦ともに救急搬送されたのだが小島は軽症で、子供も無事だという。
急死した夫は「サ活」ブームに乗って、サウナや温浴施設のプロデュースからアプリ開発までを手がける、ベンチャー企業経営者。昨年から資金繰りに行き詰まっていたとも言われ、警察は死因を慎重に調べている。
こじるりの「異変」を真っ先に報じたのは、フジテレビの夕方の報道番組「Live News イット!」だったが、ここでありえない「誤報」をする。第一報で小島の状態を「軽傷」と報じたのだ。
「軽傷」とはケガを負っているが全治30日未満の、命に別状がない状態。「軽症」は救急搬送されたが入院加療の必要はなく、処置後は自宅で経過観察できる程度の状態を指す。
フジテレビの第一報では、小島が第一発見者かつ110番通報者であることが報じられず、夫婦ともに負傷しているかのような内容だった。そのため、他局や夕刊紙が詳細を後追い報道するまで、芸能関係者やメディアの間では「まさか無理心中を図ったのでは…」と、いらぬ誤解と憶測を招いてしまった。
「Live News イット!」は、親族企業から役員報酬を得ていたとしてNHKの「兼職禁止の服務準則」に抵触すると厳重注意後、NHKを退職した青井実キャスターがメインを務めている。昨年5月にはドジャース・大谷翔平の新居と敷地内の庭まで無断撮影。近隣住民宅にも押しかけ、大谷夫妻は転居を余儀なくされた。フジテレビはドジャースから取材パス剥奪処分を受けている。
その後もプロ野球日本シリーズの生放送中に、裏番組でドジャースの試合ダイジェストを放送して、怒った日本野球機構(NPB)も取材パスを回収。週刊誌報道で発覚した中居正広氏と元女性社員とのトラブルとその対応をめぐっては、スポンサーを降板した企業は75社を超えた。
信頼回復に努めねばならない時期に、懲りない大誤報。トップから現場まで反省なきフジテレビは、会長と社長を交代したところで、どうにもならないのでは、とアサ芸プラスが報じている。
編集者:いまトピ編集部