2025/3/25 15:23

発表『ドラマ』主演決定も「先に主演させるわけにはいかない」年功序列を感じる

悩む

3月23日に最終回を迎えた松坂桃李主演ドラマ「御上先生」(TBS系)。スタート当初は「日曜劇場枠で学園ドラマをやるのか」と違和感を覚えていたが、最終回まで視聴し「学園ドラマの見やすさの皮を被った骨太な社会派ドラマ」だったことがよくわかった。

松坂演じる御上先生がさまざまなシーンで生徒らに繰り返し言っていた「考えて」のひと言は非常に大切で、「政治と教育現場の癒着」を描くことで伝わってきた「自分の頭で考えること」の重要さにつながっていた。今では「日曜劇場枠」でこうしたドラマが放送されたことに爽快感を覚えている。

しかし、このドラマ放送中に発表された、2027年放送のNHK大河ドラマ「逆賊の幕臣」で松坂が主演を務めるとのニュースには、まだ違和感が腹の底に残っている。NHK大河ドラマの主演は、同じ芸能事務所の後輩である菅田将暉のほうが似合うように感じるからだ。

“先輩の松坂より先に、後輩の菅田をNHK大河で主演させるわけにはいかない”のような「年功序列」を感じるのは気のせいか。14年放送の「軍師官兵衛」で松坂が演じた黒田長政より、22年放送の「鎌倉殿の13人」で菅田が演じた源義経のほうが記憶に新しく鮮烈だったから、「NHK大河主演は松坂より菅田のほうが似合う」と思っているだけなのか、こればかりはいまだにすっきりしない。

松坂が演じる小栗忠順は、21年放送の吉沢亮主演NHK大河「青天を衝け」で武田真治が演じた役。武田演じる小栗が、斬首される直前に口から小さなネジを出して不敵な笑みを浮かべたことを覚えている人も多い。

そんな小栗忠順を松坂が演じることになったのは、「年功序列」という日本ならではの慣習からなのか、それとも「成果主義」による評価の結果なのか。「御上先生」を視聴した今こそ、自分の頭で考えてみたいとアサジョは報じている。

松坂桃李【御上先生】完走に爽快感も2027年NHK大河「逆賊の幕臣」に漂う「年功序列」が気になる! – アサジョ松坂桃李【御上先生】完走に爽快感も2027年NHK大河「逆賊の幕臣」に漂う「年功序列」が気になる! – アサジョ

編集者:いまトピ編集部