『バス旅』新たなバス旅番組をスタート、間延びした戦い「ルールは廃止」

さすがは「バス旅のプロ」を自称する俳優である。既に3つの「バス対決旅」を展開している太川陽介が、新たなバス旅番組をスタートさせる。7月5日放送の「バス乗り継ぎのプロ!太川陽介から逃げ切れるか【夏の群馬高崎決戦SP】」(テレビ東京系)だ。
これは太川が鬼になり、路線バスを使って5人の逃げ子を追いかける旅。朝8時から18時まで、群馬県高崎市内のチェックポイントをクリアしながら逃げ切れれば、その人の勝ち。全員を捕まえることができれば、太川の勝ちとなる。あの「逃走中」(フジテレビ系)を思わせる内容だ。
「逃走中」とバスをうまく合体させた、面白そうな企画に見えるのだが、テレビ誌記者はなぜか首をひねるのだ。
「テレ東はこの旅を新シリーズだとしていますが、実際は昨年7月に放送された『ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 路線バスで鬼ごっこ』の焼き直しです。鬼ごっこは、鬼が逃げ子を捕まえたら立場を入れ替えて旅を続けるルールでした。それがこの回からは、1日目の結果で2日目は鬼と逃げ子を固定し、一度でも捕まったら逃げ子の負けになるルールが採用されました。今回の企画は、これとほぼ同じルールです」
その2日目の戦いは決していい評判ではなかったと、テレビ誌記者が続ける。
「一発アウトにすることで緊張感を高めようとしたのだと思いますが、逆に鬼と入れ子が頻繁に入れ替わるハラハラ感がなくなってしまい、間延びした戦いとなりました。次の放送では、このルールは廃止されると思われますが、まさか新たな番組で採用されるとは…」
「水バラ」や「土曜スペシャル」の枠ではなく、土曜日の昼に放送されるのは、テレ東としても「お試し」という扱いなのかもしれないと、アサ芸プラスは報じた。
編集者:いまトピ編集部