「無期限の出場停止処分」追放された元大人気選手の新加入を発表

女子バレーボールSVリーグに所属するヴィクトリーナ姫路が7月21日、韓国出身のイ・ジェヨンの新加入を発表したという。
イ・ジェヨンは、妹のイ・ダヨンとともに美人双子姉妹のバレーボール選手として知られ、2014年に興国生命ピンクスパイダーズに入団すると、新人王を獲得。それ以降もMVPやベストセブン賞の常連になる活躍で、韓国代表の大黒柱へと成長し、コート外でもキュートなルックスで絶大な人気を集め、双子姉妹はファッション誌やメディアに出ずっぱりだったとのこと。
そんな状況が一変したのは、2021年2月。インターネット上で小・中学時代のバレー部の後輩4人から「刃物で脅された」「頭を殴られた」などのイジメを告発され、大問題に発展したという。
「所属チームはすぐに2人の無期限の出場停止処分を発表しましたが、4カ月後に処分を解除しようとしたところ『女子バレーボール学校暴力加害者復帰反対会』が結成され、デモ活動が実施された。国民が政府に対する要望や苦情などを書き込む『青瓦台国民請願掲示板』には、永久除名を請願する請願文まで掲載されました」(スポーツライター)
韓国バレーボール協会は代表資格を剥奪し、事実上、国内での活動が難しくなると、メディアに「逃げるように出国」と揶揄されながら2021年10月、ギリシャのPAOKテッサロニキに姉妹で加入。その後、妹のイ・ダヨンは海外のクラブを転々とし、イ・ジェヨンはケガの影響もあって、シーズン途中でPAOKを退団。所属チームが決まらないまま、2024年7月に知人のインスタグラムを通じて、引退を示唆していたという。
長文で綴られたメッセージの中で「過ちは謝罪し、反省しています」としながらも「虚偽の事実もある」として「違うことは違うという気持ちと信念は変わりません」と、イジメ加害についてファンにメッセージを送っていたといい、前出のライターは
「イジメの真相はハッキリしませんが、電撃復帰は相当な覚悟を持ってのことでしょう。ヒザの具合や約3年のブランクは気になりますが、まだ28歳ですし、鋭いアタックなどの実力に疑いの余地はありません。チームには日本代表の秋本美空、宮部藍梨、河俣心海が所属し、同じく日本代表の野中瑠衣の新加入が7月23日に発表されたばかり。今季、姫路のランキングは6位(7月23日時点)ですが、来季は優勝を目指せるメンバーが揃いましたね」
と語る。
ヴィクトリーナ姫路の公式サイトで「子供の頃から日本でプレーすることが夢だった」とコメントしているイ・ジェヨン。バレーボール人生に再び花を咲かせることができるだろうかと「アサ芸プラス」が報じている。
編集者:いまトピ編集部