広島関係者、怒りあらわ

リーグVを決める大事な試合で、またしても「禍根」が残るシーンが繰り広げられたようだ。阪神の先発投手・才木浩人が優勝を決める9月8日の広島戦に登板し、リーグトップを独走する13勝目を狙ったが、5回に突然、降板を余儀なくされたという。
先頭打者の石原貴規へのストレードがすっぽ抜け、ボールはそのまま頭部へ直撃。即、危険球退場となったとのこと。
「試合中はベンチ裏にいて、優勝が決まると再びグラウンドに姿を見せて歓喜の輪に加わりましたが、さすがにまずいと思ったのか、広島ベンチに一礼してから行っていましたね」(在阪メディア関係者)
今年の阪神と広島は、グラウンド上で「いざこざ」を起こしているといい、4月20日の試合では広島の新人投手・岡本駿が阪神・坂本誠史郎へ頭部死球を当てて退場処分に。この時の藤川球児監督の行動に、広島ベンチが激怒したという。
頭に当てられた坂本は、帽子を脱いで謝罪する岡本と、心配する捕手・石原貴規を「大丈夫」と制止。ところが激高した藤川監督はベンチから飛び出すと、石原に向かって何かを叫びながら詰め寄ったといい、坂本や安藤優也と藤本敦士両コーチが止めに入ってもおかまいなしで、広島ベンチに向かって「来い! 来い!」と新井監督らを挑発。
5月の同カードではベンチ入りメンバー表の交換時に藤川監督と新井貴浩監督が目も合わさず、冷戦が継続。さすがに周りが騒ぎ出したことに考慮して、3戦目には一応、手打ちのテイをとったが、
「広島では禍根がかなり残っている。『CSに出たら絶対、やり返してやる』と
怒りをあらわにする関係者がいるほどです」(広島OB)
とのこと。
この日はさすがに水を差さないよう、広島サイドは配慮していたが、現時点で3位のDeNAまでは4ゲーム。「倍返し」するためにも、CS戦線を生き残るしかないと「アサ芸プラス」
が報じている。
編集者:いまトピ編集部