『情報番組』生出演、一時は白紙に...「非常に残念でした」

嵐・松本潤主演の日曜劇場『19番目のカルテ』(TBS系)の最終回が7日、放送された。
同作をめぐっては、出演していた俳優・清水尋也容疑者が今月3日に逮捕されたが。“波乱”を乗り越えて最終回の放送を迎えたことに、Xでは視聴者から称賛の声もあがっている。
『19番目のカルテ』は、特定の臓器を専門としない「19番目の専門科」として設置された、総合診療科を舞台に、個性的な総合診療医の徳重(松本)と医療現場のヒューマンドラマを描くストーリー。
同作では、清水容疑者が内科専攻医の鹿山を演じていたが、今月3日に逮捕された。
視聴者からは最終話の放送を危ぶむ声もあったが、ドラマの公式サイトでは4日、「一部再編集を行い、改めて当初の予定通り9月7日(日)に最終話を放送いたしますことをご報告いたします。優しく柔らかい、そして温かい作品を最後まで皆様にお届けできるよう、オンエアに向けて一丸となり作り上げていきたいと思います」と説明していた。
放送日の7日は、午後5時より『世界バレー女子3位決定戦「日本vsブラジル」』が放送されたが、試合展開で放送時間が延長された。この影響を受け、『19番目のカルテ』も、通常の午後9時ではなく、55分遅れの午後9時55分からの放送となった。
放送直前での再編集作業や、当日の放送時間の遅延という波乱続きとなったが、Xでは「編集大変だっただろうな」「本当は彼も含めて大団円を迎えたかったでしょうから、俳優、スタッフ陣も悔しかったと思う、心中お察しします…」「ほんと19番目のカルテ、いろいろありすぎやん」と同情が。
「急な編集を行ったとは微塵も感じられない素晴らしい最終回だった」「世界観を守ってくれてるのがわかる」「たった数日で ここまでほぼ違和感の無い編集をしてくださったスタッフさんたちに感謝」「プロの仕事ってやっぱりすごいなぁ…」と制作陣に拍手を送る声も多く見受けられた。
放送前日の6日には、主演の松本が『情報7daysニュースキャスター』(TBS系)にゲストとして生出演。冒頭、安住紳一郎アナウンサーが、一時は松本の出演が白紙になったものの、松本が「ぜひに」と希望して実現したことを説明した。
松本は「報道で知ったときに、まさかと信じられない思いでしたし、何より非常にショックを受けました」「日本の医療が前向きになるような思いを込めてドラマを作っていたので、非常に残念でした」と複雑な胸中を明かしていた。
これには、Xでも「潤くんはどんな覚悟のなか生出演したんだろう」「目にくまがありほんとに色々大変だったと思う…」「そんじょそこらの逆風をものともしない松本潤くんの人間が大きすぎる」といったコメントがみられた。
大きな波乱で急な再編集に対応したスタッフや、覚悟を決めて生出演に臨んだ松本さんに、筆者も「ドラマを視聴者に届けたい」という強い気持ちを感じられた。出演者の逮捕は残念な出来事ではあったが、それよりも制作陣を称えたいと感じた、とSirabeeが報じた。
編集者:いまトピ編集部