宮本恒靖、年俸3000万円以上も「実績ゼロ」か

日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長の続投が事実上決まったようだ。JFAは10月26日に臨時評議会を開き、来年4月以降の次期会長予定者として宮本会長を承認したという。
JFA関係者によると、「現職が続投の意志を示し、評議会で信任されれば選挙なしで再任できる」という規定があり、実質的に無投票での続投となるとのこと。
宮本氏は昨年3月、戦後最年少の47歳で第15代会長に就任。元JリーガーでありW杯出場経験者として、JFA史上初の経歴で話題を呼んだが、就任から2年を経ても「改革」という実績は乏しいという。JFA内部からも「会長としてまだ遠慮が多い」「執行部に“NO”と言える空気がない」との声が漏れている様子。
現在のJFAで宮本会長を支える“後見人”とされているのが、岡田武史副会長だといい、JFAのOBのひとりは「岡田さんの意向が強く働く。会長と副会長というより、師弟関係のような力関係です」と語る。
宮本会長は7月以降、全国の地方協会を精力的に訪問。表向きは協会との意見交換だが、実際には「選挙活動に近い地方行脚」とも言われているといい、サッカー記者は
「訪問先では地方協会幹部とともに自治体を回り、サッカー専用スタジアム建設の必要性を訴えていました」
と語る。
また、宮本会長の年俸は3000万円以上に上るという。前任の田嶋幸三会長時代、専務理事だった宮本氏が「優秀な人材を呼ぶには相応の待遇が必要」として、会長報酬を引き上げた経緯があるとのことだが、こうした中での続投決定に、内部からは「成果もなく今の体制は風通しが悪い」といった不満も出ていると「アサ芸プラス」が報じている。
編集者:いまトピ編集部
