文庫ランキング(紀伊国屋書店全店、2024年3月27日 〜 4月2日)
薬屋のひとりごと 〈15〉(日向夏/しのとうこ、イマジカインフォス)変な家 文庫版(雨穴、飛鳥新社)ビブリア古書堂の事件手帖 〈4〉 扉子たちと継がれる道(三上...
04月04日 07:00
【特別版】芥川賞・九段理江さん「芥川賞を獲るコツ、わかりました」 小説家になりたい人が、芥川賞作家になった人に聞いてみた。
【あらすじ】第170回 芥川龍之介賞受賞作「東京都同情塔」舞台は、ザハ・ハディドによる国立競技場が世論に翻弄されることなく完成した、もう一つの東京。犯罪者を同情...
04月03日 10:00
安部公房の「演出」 小説に潜む舞台へのこだわり 福永信
生誕百年であるが、彼の作品に登場する死者たちに倣って元気に、生きているように語りたい。もちろんすでに没後30年を超えている。写真や談話記事まで収録した浩瀚(こ...
04月03日 10:00
チャランポランな千鳥足が魅力「散歩哲学」 杉田俊介の新書速報
島田雅彦『散歩哲学 よく歩き、よく考える』(ハヤカワ新書・1078円)は「よく歩く者はよく考える。よく考える者は自由だ。自由は知性の権利だ」と主張する。しかし...
04月03日 10:00
石拾いとYちゃんのこと 夏原エヰジのお気に入りの記憶
ショッキングな出来事があった。 1月某日、友人のYちゃんとともに神戸市は塩屋駅でカフェや雑貨屋巡りをした時のことである。夕方になって漁港へ行ってみようというこ...
04月02日 10:00
川添愛「世にもあいまいなことばの秘密」 本のふりした筋トレで遊べ
「日本語はおもしろい」「日本語は難しい」などの言説を聞き飽きて久しい。僕が普段いるお笑いの界隈(かいわい)でも、「言葉遊び」を軸にしたネタは、かつてほど流行(...
04月02日 10:00
新書ランキング(丸善 丸の内本店、2024年3月21日〜3月27日)
テクノ・リバタリアン(橘玲、文藝春秋)英語の読み方 リスニング篇(北村一真、中央公論新社)世界は経営でできている(岩尾俊兵、講談社)宇宙と物質の起源(高エネルギ...
04月02日 07:00
安藤サクラさん翻訳の絵本「ライオンのこころ」 翻訳のアプローチは芝居と似ている
お話を聞いた⼈安藤サクラ(あんどう・さくら)女優東京都生まれ。映画「百円の恋」「万引き家族」「怪物」で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞受賞、「ある男」で最優秀助...
04月01日 10:00
日本、近代、文学、起源 すべてをカッコに入れて:私の謎 柄谷行人回想録⑬
――様々な言語に翻訳されている『日本近代文学の起源』についてお聞きします。自分の書いた本は読み返さないという柄谷さんですが、これはちょっと例外のようですね。柄谷...
04月01日 09:00
【谷原店長のオススメ】平井大橋「ダイヤモンドの功罪」 天才の孤独と軋轢、多角的な視点で描く
手に取ってみて、涙が止まらなくなる場面がいくつもありました。圧倒的な才能のある心優しい小学生・綾瀬川次郎くん。「自分のせいで負ける人がいる」「自分のせいで夢を...
03月31日 10:00
宮島未奈さんの読んできた本たち 「成瀬は天下を取りにいく」につながる、中2で読んだ「失楽園」
お話を聞いた⼈宮島未奈(みやじま・みな)1983年静岡県富士市生まれ。滋賀県大津市在住。京都大学文学部卒。2021年「ありがとう西武大津店」で第20回「女による...
03月31日 10:00
二十一年目の車検 澤田瞳子
先日、お世話になっている自動車ディーラーの担当者が代わったそうで、新任者から挨拶(あいさつ)電話をいただいた。「ところで前任の〇〇もご案内差し上げたと思います...
03月31日 10:00
読みきかせで注意すべき著作権のポイントは? 絵本作家の上野与志さんインタビュー
お話を聞いた⼈上野与志(うえの・よし)東京都生まれ。中央大学文学部卒業。児童書出版社で長く編集者をつとめた後、現在は作家として絵本作りに専念する。主な作品に、「...
03月30日 16:10
ミステリーの父・江戸川乱歩、その遺伝子を伝える3冊
未完の作品を書き継いだ「乱歩殺人事件」 江戸川乱歩にはファンの間でよく知られた未完の傑作がある。1933(昭和8)年から雑誌「新青年」に連載されるも、乱歩が執筆...
03月30日 10:00
「夜更かしの社会史」書評 時代に規定された個人的な営み
「夜更かしの社会史」 [編]近森高明、右田裕規 夜にぐっすり眠るために、夕方以降はカフェインを摂(と)らないようにしている。だが時々思う。なぜそこまでして日中に...
03月30日 07:00
「メディアエコロジー」/「ラブレターの書き方」 ネット社会で問う「孤独」の意味 朝日新聞書評から
「メディアエコロジー」[著]桂英史/「ラブレターの書き方」 [著]布施琳太郎 私事だが2021年の春でツイッター(現・X)の利用を休止した。もとよりアートとの連...
03月30日 07:00
「アフガンの息子たち」書評 難民児童の処遇巡る冷酷な判断
「アフガンの息子たち」 [著]エーリン・ペーション 東京を走る京王線で本書を読んでいると、隣の女の子が、足をぶらぶらさせながらこちらを覗(のぞ)き込んでいた。ピ...
03月30日 07:00
「アルプス席の母」書評 高校野球の清濁と親の生きる道
「アルプス席の母」 [著]早見和真 休日、野球やサッカーのグラウンド付近を通るたびに熱心だなと思っていた。見学している親たちが、である。やりたいこともあるだろう...
03月30日 07:00
「科学文明の起源」書評 変革支えた「欧米以外」を見直す
「科学文明の起源」 [著]ジェイムズ・ポスケット ガリレイ、ニュートン、アインシュタイン。物理学に憧れを抱くようになった中高生時代、教科書に載っていたのは欧米の...
03月30日 07:00
「虎の血」書評 球史の空白に残る数奇なドラマ
「虎の血」 [著]村瀬秀信 今から70年近く前の1955年。プロ野球・大阪タイガース(現・阪神)の監督に、「岸一郎」なる人物が就任したことがあった。 「誰やねん...
03月30日 07:00
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