柔道やラグビーの日本代表として活躍した選手たちが、17日に石川県珠洲市を訪れ炊き出しや片付けなどのボランティアを行いました。

珠洲市を訪れたのは、柔道の元五輪金メダリストで、今年のパリ五輪で日本選手団の副団長を務める井上康生さんと谷本歩実さん、そして、ラグビーの元日本代表・廣瀬俊朗さんです。

今もおよそ70人が避難生活を続けている宝立小中学校。井上さんらは鶏のひき肉と大豆を使った防災食「ベコライス」などを振る舞いました。

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避難者
「知り合いから聞いて慌てて来た。金メダリスト。間違いない」
「水がないから手が込んだものできないし、大変ありがたい嬉しい」

このあと、井上さんらは、珠洲市若山町の民家で、地震や雨漏りの被害を受けた畳やタンスなどを手際よく運び出していました。

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住民
「このサインは宝です!」
「みなさんアスリート。わたしらじゃ片付けられませんので、ボランティアの有り難さを感じる」


ラグビー元日本代表・廣瀬俊朗さん
「僕らアスリートで体も頑丈なんで役に立てる。これは出発点なので、能登に対してアスリートとして何ができるか考えていきたい」

井上さんらは穴水町や羽咋市でスポーツの魅力を伝えるイベントにも参加し、地元住民たちと体を動かしながら交流したということです。

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