2021年に刊行され、現在までに累計45万部を突破している浅倉秋成による同名小説を、浜辺美波、赤楚衛二らの出演で映画化する、映画『六人の嘘つきな大学生』。この度、“嘘つき”な大学生を演じる新キャストが発表され、あわせてティザー映像が公開された。

本作は“密室サスペンス”要素と“青春ミステリ”要素の掛け合わせが大人気を博している原作小説の映画化。主人公・嶌衣織役の浜辺美波、波多野祥吾役の赤楚衛二、九賀蒼太役の佐野勇斗に続き、この度新たに3名の大学生キャストが発表され、ついに“六人の嘘つきな大学生”の全貌が明らかになった。

お茶の水女子大学で国際文化を学び、語学力と人脈に絶対的自信を持つ学生・矢代つばさを演じるのは、乃木坂46第3期生としてデビューし、アイドル活動を行いながら、ファッション誌「CanCam」の専属モデルを務め、俳優業では連続テレビ小説「舞いあがれ!」や日曜劇場「下剋上球児」に出演し、活躍の場を広げる山下美月。

一橋大学社会学部社会学科の学生で、口数が少なく冷静な性格だが分析力に優れており、公認会計士の資格を持つ森久保公彦を演じるのは、2019年にドラマ「トレース〜科捜研の男〜」で俳優デビュー後、翌年には映画『夏、至るころ』で映画初出演にして初主演を務め、朝ドラ初出演を果たした「おちょやん」でも注目を集めた倉悠貴。

高校時代は野球部のキャプテンでスポーツマン、明治大学国際日本学部に在学し、ボランティアサークルの代表を務める袴田亮を演じるのは、2022年にドラマ「みなと商事コインランドリー」のイケメン高校生役で一気に世間の注目を浴びた西垣匠。

監督は『キサラギ』『ストロベリーナイト』『ういらぶ』(2018年)など多数の話題作を生み出した佐藤祐市。脚本を、劇団「東京マハロ」を主宰し、ドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」で第35回向田邦子賞受賞した矢島弘一が担当する。

【コメント】

▼山下美月
矢代つばさを演じました山下美月です。原作の掌で転がされていく展開に心を惹かれ、ここが伏線だったのか!と、気づけば本が付箋だらけになっていました。矢代は、不器用な性格故に誤解されやすく、けれど真っ直ぐで愛おしいキャラクターでした。強気な発言の裏に隠れる脆さもあり、共感できる部分も多かったです。

撮影現場は、六人のヒリリとした空気はどこから作り出されたのか?と思うほど、裏では笑いが絶えませんでした。脚本を読みながら六人で語り合ったり、他愛も無い話をしたり、日々チームワークが深まっていく実感がありました。本作は、感情が露わになり、冷静さを欠いていく人間の姿が怖くも面白い作品だと感じております。思う存分六人全員を疑って、そして信じていただけたら嬉しいです。

▼倉悠貴
森久保公彦役を演じました倉悠貴です。初めて原作を読んだ時、次の展開が気になってページを捲る手が止まりませんでした。多くの人が経験する就活の中で浮き彫りになっていく人の本質と多面性、散りばめられた伏線、ワンシチュエーションでの会話劇。世代を選ばず、多くの方に楽しんでいただけると思います。宜しくお願いします。

▼西垣匠
袴田亮役を演じました西垣匠です。原作のファンだったので、この作品に携わることが出来ると知ったときは心が躍るような気持ちでした。そして、浜辺美波さん、赤楚衛二さんをはじめ、このキャストの中に自分も参加させていただける喜びと、佐藤監督ともご一緒できることが嬉しかったです。最後まで気持ちを切らさずに頑張れたのは、共演者みんなで励まし合い、ディスカッションし合いながら、作品作りができたからだと思います。

皆様より一足先に観させていただいたのですが、緊迫感満載で、笑いも涙もある伏線だらけの作品になっております。袴田亮の表の顔も裏の顔も全部、さらけ出しました。どうぞ劇場で、お楽しみください。

▼稲垣優(プロデューサー)

◆山下美月さんについて
これまで「アイドル」と「女優」という異なる2つのフィールドで活躍を続けてきた山下さんの姿を拝見して、「二面性をどう演じるか」が最も重要なポイントであるこの作品において、矢代つばさという役をどう演じるのかを観てみたい、という思いでオファーしました。撮影中は、こちらの期待をさらに超えるパフォーマンスを連日披露されており、今年乃木坂46を卒業される山下さんの新たな1ページにふさわしい、「映画女優」としての魅力溢れるお芝居を、是非スクリーンで体感していただけたらと思います。

◆倉悠貴さんについて
原作を読んだ時から森久保役には倉さんの顔が浮かび、「当て書きしたのでは?」と思えるほどのハマり役でした。ちょうど撮影中は映画『OUT』の公開直前でしたが、ヤンキーとはほぼ真逆の森久保を見事に演じられており、その演技の幅広さに大変驚かされました。同時に、現場で次にどんなお芝居をしてくるか分からない予測不能さも持ち合わせており、いつもワクワクしながら倉さんの演技に見入っていたのを思い出します。

◆西垣匠さんについて
これまでピュアな好青年を演じることの多かった西垣さんは、大らかなイメージの袴田にピッタリだと思いオファーしましたが、それだけではない新たな袴田の魅力を、西垣さんにお芝居で引き出していただいたのがとても大きな発見で、西垣さんだからこそ表現できる袴田亮が、そこにはありました。そして、詳しくはまだお伝えできませんが、映画のサスペンスパートを最初に担うのが袴田。西垣さんにはその緊張感も見事に表現していただきました。是非ご期待ください。

映画『六人の嘘つきな大学生』は、2024年11月22日(金)より公開。

作品情報 映画『六人の嘘つきな大学生』

成長著しいエンターテインメント企業「スピラリンクス」の新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、1か月後までにチームを作り上げ、グループディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、六人の学生たちは互いに交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から1人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、1つの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、各々の個人名が書かれた六通の封筒が発見される。その中の1通の封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。そして次々と暴かれていく、六人の「本当の姿」。彼らの嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは。

監督:佐藤祐市

原作:浅倉秋成「六人の嘘つきな大学生」(角川文庫刊)

出演:浜辺美波、赤楚衛二、佐野勇斗、山下美月、倉悠貴、西垣匠 ほか

配給:東宝

©2024「六人の嘘つきな大学生」製作委員会

2024年11月22日(金) 公開

公式サイト 6uso-movie.toho