メドベージェフとズベレフの2023年(その1)
1年間対戦がなかった両者だが、2023年はその空白を埋めるかのように6度対戦。その内4度はマスターズ1000、6度目はNitto ATPファイナルズの大舞台だった。今季の対戦成績はメドベージェフの5勝1敗、トータルではメドベージェフの11勝7敗となった。
■BNPパリバ・オープン3回戦
●6-7(5),7-6(5),7-5でメドベージェフが勝利
セットを先取されたメドベージェフは第2セットで足首を捻るも、最終的に40本のエースを決め、勝利を収めた。
第2セットで敗戦直前までいったメドベージェフだが、同セットだけでブレークポイントを10度しのいでタイブレークに持ち込むと、高いディフェンス力で第2セットを奪取。第3セット5-4の場面でサービング・フォー・ザ・マッチを決め損ねるが、次のチャンスをものにし、試合を制した。
ATPによると、メドベージェフは「足を捻った時、最初は大したことないと思った。だが、すぐに痛みが激しくなった。良くないサインと思った。骨折している感じではなかったが、靭帯を痛めた感じだったから、試合を続けられないのではないかと思ったんだ」と振り返った。
■モンテカルロ・マスターズ3回戦
●3-6,7-5,7-6(7)でメドベージェフが勝利
メドベージェフはズベレフとの対戦において、1セットダウンから2度連続で勝利を掴んだ。BNPパリバ・オープンでメドベージェフが窮地に追い込まれたと言うなら、モンテカルロ・マスターズでメドベージェフはノックアウトされたと言って良いだろう。
ズベレフはサービング・フォー・ザ・マッチを2度得て、マッチポイントを2度掴んだが、決めきれなかった。
メドベージェフは「クレイジーな試合だった。アレクサンダーはサービング・フォー・ザ・マッチを2度掴んだ。彼はもっと良いプレイをすべきだったね。たが、これがクレーコートなんだ。この大会の前にたくさんの試合を見たが、ひとつ言えるのは、どんな瞬間からでも持ち直すことができるということだ」と語った。
(コメント引用元: https://www.atptour.com/en/news/best-of-2023-rivalries-medvedev-zverev)