2ゴール1アシストの活躍

プレミアリーグ第32節でクリスタル・パレスに4-2で勝利を収めたマンチェスター・シティ。先制を許した試合だったが、逆転に成功し勝ち点3を獲得した。

この試合で圧巻のパフォーマンスを見せたのがケビン・デ・ブライネだ。シーズンの前半は怪我で離脱をしていた同選手だったが、復帰後すぐに存在感を見せていた。そんななか、怪我から復帰後、今シーズン最高のパフォーマンスを見せたのがパレス戦だった。

美しい弧を描いて完璧なコースに流し込んだ1点目の右足と、難しいタイミングながらも逆足の左でうまくミートさせた豪快な2点目はどちらもデ・ブライネらしさ全開のゴールだった。左サイドでジャック・グリーリッシュとのいい連携も見せていた同選手はこの2ゴールでクラブ通算100ゴールを達成。本来のデ・ブライネのパフォーマンスが垣間見えたこの試合は、同選手なしでは勝てなかったと指揮官ペップ・グアルディオラは語った。

「彼なしでは勝てなかっただろう。みんな監督のことばかり話すが、ケビンのような選手がこういう試合を簡単にしてくれる。彼はシティの歴史の中で最高の選手の一人だ。シティで9年間これを維持し、その一貫性を維持することは驚くべきことだ。最初のゴールは信じられないほどだ。アシストも信じられないほど素晴らしい。本当に素晴らしい」

「精神的には確かに(ケビンはフレッシュだ)。ケビンもみんなと同じように、バスやロッカールームで笑っている。ボディーランゲージが、彼のあり方を大きく左右する。すべての選手、特にケビン、彼らがそれを維持できることを願っている」

ミッドウィークにはCLラウンド8・1stレグのレアル・マドリード戦が待っているシティ。過密日程の中で、レアル、そしてアウェイでの戦いは厳しいものになるだろう。しかし昨シーズンのCLレアル戦のアウェイでチームを救うゴールを決めたデ・ブライネが大一番を前に結果を残したことはチームにとっても大きい。

シティの中で唯一無二の存在感を示し、一振りで相手を沈めることのできるデ・ブライネはレアルを相手にどのようなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。