3月21日(現地時間20日、日付は以下同)、渡邊雄太所属のメンフィス・グリズリーズが敵地のチェイス・センターでゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦した。

 グリズリーズの先発はデズモンド・ベイン、ジョン・コンチャー、GG・ジャクソン2世、サンティ・アルダマ、ジャレン・ジャクソンJr.の5人。渡邊は個人的理由で欠場した。個人的理由での欠場は17日のオクラホマシティ・サンダー戦以降続いており、3試合連続となる。対するウォリアーズはステフィン・カリー、ジョナサン・クミンガ、アンドリュー・ウィギンズ、ドレイモンド・グリーン、ブランディン・ポジェムスキーがスターティングラインナップに名を連ねた。

 試合序盤は、両チーム譲らない展開が続いた。第1クォーターを32−33のウォリアーズ1点リードとほぼ互角の状態で終えると、第2クォーターに入って以降も一進一退の攻防が続いた。シーズン開始以降長い間ケガ人を多く抱えるグリズリーズだが、前半残り2分の時点で58−58の同点と、ほぼフルメンバーが揃うウォリアーズに対して善戦を繰り広げる。しかし、前半終了間際にトンプソンやクミンガの連続得点を許し、58−68の10点ビハインドで試合を折り返した。

 また、第2クォーター残り6分50秒頃にはリバウンドを争ったグリーンがアルダマの胸ぐらを掴み、それをきっかけに両チームの小競り合いに発展する事態が起きた。乱闘寸前のもみ合いの末にグリズリーズのテイラー・ジェンキンスヘッドコーチやウォリアーズのゲイリー・ペイトンJr.が転倒。大事には至らなかったものの、衝突したグリーンとベインにテクニカルファウルがコールされた。

 後半に入ると、3ポイントシュートが好調だったグリズリーズのオフェンスが崩れ始める。グリズリーズが調子を取り戻せずにいる間に、ウォリアーズはクミンガやウィギンズを中心に攻勢を仕掛け、さらに点差が広がることとなった。グリズリーズは、90−108と18点ビハインドで最後のクォーターを迎えることとなった。

 第4クォーターにグリズリーズは追い上げを図ったが、この試合12得点14アシストのダブルダブルを記録したクリス・ポールに試合をコントロールされ、最終スコア116−137で敗戦となった。

 グリズリーズはジャクソンJr.が28得点、アルダマが27得点9リバウンド、ジャクソン2世が35得点を記録。ウォリアーズはクミンガが26得点、ウィギンズが22得点10リバウンドをマークした。

 この試合で4連敗と苦戦が続くグリズリーズ。次戦は23日に敵地でサンアントニオ・スパーズと対戦する。

■試合結果
ゴールデンステイト・ウォリアーズ 137−116 メンフィス・グリズリーズ
GSW|33|35|40|29|=137
MEM|32|26|32|26|=116

【動画】グリーンとアルダマの睨み合いから両軍入り乱れる小競り合いに発展