3月21日(現地時間20日、日付は以下同)、フェニックス・サンズがホームのフットプリント・センターでフィラデルフィア・セブンティシクサーズと対戦した。

 サンズの先発はブラッドリー・ビール、デビン・ブッカー、ケビン・デュラント、グレイソン・アレン、ユスフ・ヌルキッチの5人。対するシクサーズはタイリース・マクシー、カイル・ラウリー、ケリー・ウーブレイJr.、ニコラ・バトゥーム、モー・バンバがスターティングラインナップに名を連ねた。

 序盤は両チームともにリードを譲らない展開となり、21−23とサンズが2点のビハインドを負う形で第1クォーターを終えた。第2クォータに入ると、“ビッグ3”や今シーズン好調なアレンが躍動しサンズの得点力が爆発。シクサーズを一気に突き放し60-47の13点リードで前半を折り返した。

 後半に入ってもサンズの勢いは止まらず、大黒柱のジョエル・エンビードをケガで欠くシクサーズ相手に次々と得点を重ねる。第3クォーターを90−66で終えると、第4クォーターに一時追い上げられるも逃げ切り、最終スコア115−102で勝利した。

 22得点8リバウンド4アシストを記録したデュラントは、この試合でNBA通算得点記録においてシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)を抜き8位に浮上。2月25日にカーメロ・アンソニー(元ニューヨーク・ニックスほか)を抜いて9位に浮上してから1カ月足らずでの記録更新となった。この偉業に対し、現地メディア『TNT』を通して、オニール本人から祝福のコメントが早速寄せられている。

「僕を抜いて通算得点記録8位浮上、おめでとう。君なら当然の偉業だ。君は8位では終わらないだろうね。きっと1位になってくれることを楽しみにしているよ。とにかくおめでとう。君の愛すべきお母様にもよろしく伝えてくれ。僕の記録が誰かに抜かれるとしたら、それは君だと思っていたよ」

 サンズは他に、アレンが32得点5アシスト、ブッカーが18得点11アシスト9リバウンドを記録。なお、17日にサンズと10日間契約を交わしたアイザイア・トーマスが試合終了間際にコートインし、約2年ぶりにNBAでの試合復帰を果たした。

 サンズは次戦、22日に再びホームでアトランタ・ホークスを迎え撃つ。

■試合結果
フェニックス・サンズ 115−102 フィラデルフィア・セブンティシクサーズ
PHX|21|39|30|25|=115
PHI|23|24|19|36|=102