「人馬無事に…行ってらっしゃい」。常にその思いを持ってパドックを見つめているのに。藤岡康太騎手が亡くなりました。突然のことで言葉も見つかりません。謹んで哀悼の意を表します。仲の良かった騎手や記者が彼とのエピソードをつづり、その人柄を知ることができました。ファンの皆さんもファンサービスの思い出や、彼の好きなところを、SNSでたくさん紹介していらっしゃいます。別れはあまりにも突然で、皆さんの思いがご本人に届かないことが悔しいです。献花台は14日も阪神競馬場、中山競馬場、福島競馬場に設置されています。

 皐月賞の予想です。本命は牝馬76年ぶりの勝利を願って、レガレイラを掲げます。ホープフルSではゲートの中でチャカチャカして出遅れ、後方からの競馬。若さを感じさせるも、最後外に出してからがすごかった。直線素晴らしい切れ味で、勝ちタイムは2分0秒2のレースレコード。そして1週前と今週の追い切り見ました? 鋭く抜け出して余裕の先着。期待しかありません。

 対抗は矢作厩舎の3本の矢からミスタージーティーを。ホープフルSでは矢作調教師が「完全に騎乗ミス。勝ちまであった」とまな弟子を〓責(しっせき)。今回こそカタチにしたい思いが強そうです。鞍上は藤岡佑騎手。3頭目にシンエンペラーを挙げます。兄は凱旋門賞馬ソットサス、姉はBCフィリー&メアターフなどGⅠ6連勝のシスターチャーリー。母系ガリレオ血統、私は大好きですが、日本のクラシックレースでいかに。そして藤田晋オーナーと矢作調教師、坂井瑠星騎手と言えば、今をトキメク、フォーエバーヤング三銃士。勢いが怖いです! (フリーアナウンサー)