22日午前の東京市場でドル・円は序盤の堅調地合いで151円42銭まで上昇後、151円05銭まで値を下げた。米10年債利回りの上昇でドル買いに振れる場面もあったが、日本政府の円安けん制を受け円売りの抑制やドルの利益確定売りが強まった。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は151円05銭から151円42銭、ユーロ・円は163円31銭から163円64銭、ユーロ・ドルは1.0802ドルから1.0822ドル。

【要人発言】

・神田財務官

「為替、緊張感をもって注視してきた。(現行は)違和感を持っている」

「大きな変動が見られ、ファンダメンタルズに沿っていない」

「日米金利差は明らかに縮小し、今後も縮小が期待される」

・日銀金融政策決定会合議事要旨(1月22・23日分)

「能登地震のマクロ経済への影響が大きくなければ正常化検討の判断可能」(1人)

「海外が利下げに向かえば日本の金融政策の自由度低下もありうる」(ある委員)