トイレやお風呂などの換気扇を、日頃からつけっぱなしにしている人も多いのではないでしょうか。

長時間つけたままにしていると気になるのが電気代です。

本記事では、換気扇をつけっぱなしにした場合の電気代や、つけっぱなしにすることのメリットについて紹介します。

換気扇を長い間回していた時の電気代

換気扇にかかる電気代はあまり高くありません。以下では、キッチン・トイレ・お風呂の3か所に分けて、1か月にかかる電気代について解説します。

なお、電気代は以下のような計算式で算出します。

電気代を求める計算式は「1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh)」、料金単価は1kWhあたり27円/kWhとしています。

Looopでんき公式 ーより引用

キッチンの換気扇

換気扇のメーカーにもよりますが、『弱』で運転する時の消費電力はおよそ30W。24時間換気扇をつけっぱなしにした場合の1か月の電気代は以下の通りです。

0.03kW(30W)×24時間×30日×27円/kWh=583.2円

省エネタイプの換気扇であれば、さらに消費電力が少なくなる可能性も。

なかには消費電力わずか5Wで『常時換気モード』が使えるものもあり、それであれば電気代を上記の6分の1ほどに抑えられます。

古い換気扇を使用している場合は、節電のために買い替えを検討してみるのもいいでしょう。

トイレの換気扇

トイレに設置されている換気性は小型タイプのものがほとんど。換気扇の消費電力を3Wと設定すると、24時間つけっぱなしにした場合の電気代は以下です。

0.003kW(3W)×24時間×30日×27円/kWh=約58.32円

トイレの換気扇はつけっぱなしでも電気代があまりかかりません。トイレ内のニオイを外に排出し空気を入れ替えるためにも、つけっぱなしにしておくのがおすすめです。

お風呂の換気扇

お風呂の換気扇の消費電力を13Wと設定すると、24時間つけっぱなしにした場合の電気代は以下の通りです。

0.013kW(3W)×24時間×30日×27円/kWh=約252.72円

お風呂の換気扇をずっとつけっぱなしにしていても、キッチンの換気扇よりは電気代がかかりません。

キッチンの換気扇と同様、省エネタイプの換気扇にすればさらに電気代が下がるので、買い替えるのも節電には効果的といえるでしょう。

換気扇を24時間つけっぱなしにしておいたほうがいいのはなぜ

換気扇のスイッチをこまめにオン・オフと切り替えるよりも、つけっぱなしのほうがメリットがあるそうです。

換気扇をつけておくと、室内の湿気を外に出してカビや結露を防げたり、ニオイがこもりにくくなったりします。さらに湿気の予防は、家自体の寿命を延ばすことにもつながるでしょう。

快適な住空間にするためにも、トイレやキッチン、お風呂場の換気扇は基本的につけっぱなしにすることをおすすめします。


[文・構成/grape編集部]


出典
Looopでんき公式