ゲストを招いてこれまで愛用してきたキャンプギアの変遷をインタビューする「こだわりキャンパーの愛用ギア遍歴」企画。第8回は、ハピキャンライターでキャンプ協会認定ディレクター1級の資格を持つ[Camper's akiさん]の【キッチンテーブル遍歴】をご紹介します。
(聞き手:ハピキャン編集部・森田)
※本記事にはプロモーションが含まれています。
自身のキャンプグループも主宰するDIY好きベテランキャンパー
愛用ギア遍歴シリーズ第8回目のゲストはハピキャンライターの「[Camper's akiさん]」です。
Camper's akiさんは、キャンプ歴13年というベテランキャンパーで、たくさんの幕(テント)やストーブを所有されています。シリーズ第5回では、「石油ストーブ・ガスストーブ遍歴」、第6回では「薪ストーブ遍歴」をご紹介しましたが、今回は「キッチンテーブル」の遍歴をご紹介いただきました。
【過去の記事はこちら】
[#01:焚き火マイスター猪野正哉が愛用する「火吹き棒」]
[#02:ハピキャン編集部チエちゃんが愛用する「チェア」]
[#03:ハピキャンライター舟津カナさんが愛用する「ランタン」]
[#04:ファミリーキャンパーカノカン⁺が愛用する「アウトドアテーブル」]
[#05:Camper's akiさんが愛用する「石油・ガスストーブ」]
[#06:Camper's_akiさんが愛用する「薪ストーブ」]
[#07:のんびり子さんが愛用する「薪割り道具」]
Camper's akiさんのキッチンテーブル遍歴
【初代キッチンテーブル:アルミテーブル(トライアルカンパニー)】
【商品の特徴】
一番の魅力は軽くてコンパクトなのに頑丈で有効面積が大きいことです。
元々オフ会(グルキャン)が多かったので、状況によってカセットコンロを置いたり、BBQコンロを置いたり、焚き火台を置いたりと、融通が利くので使い勝手が良いです。
●アルミテーブルを使い始めたきっかけを教えて!
車中泊中心だったので車内での調理が中心でしたが、グルキャンの回数が増えたことで車外で調理する必要があったためです。
キッチンテーブルのデビューですね!
●アルミテーブルを使ってみてわかったこと、訪れた変化はある?
どの調理器具(カセットコンロ、BBQコンロ、焚き火台)を選択しても、テーブルはこれ一つで間に合うようになったこと。
"アルミ"という素材の特性が活かされておりますね!
●アルミテーブルのお気に入りポイントBEST3を教えて!
1.スーパーセンタートライアルのPB品なので安価。
2.組立が簡単で折り畳むとコンパクトになる。
3.高さが調整でき、天板が大きいので広々と使える。
折り畳むとコンパクトだし、高さが変えられて本当に便利そうです。安価ですし、デビューにはおすすめですね!
【2代目キッチンテーブル:クッキングテーブル 170-7620(コールマン)】
【商品の特徴】
フォールディングタイプでコンパクトになり、専用ケースも付属していてもち運びにも便利です。天板もメラミン加工の合板ですから多少力をかけても安定しています。
ランタンポールもついており夜間の調理も不自由しません。
バーナースタンドはバーナー未使用時は手頃な板を敷けばテーブルにもなります。
●クッキングテーブル を使い始めたきっかけを教えて!
アルミテーブルでは調理に必要な物をまとめきれず、大きい割には効率が悪いと思い、調理用にキッチンテーブルを購入しました。
いろいろなテーブルと組み合わせて使用されているお写真ですが、すごくリッチなキッチンシステムに見えます。
●クッキングテーブル を使ってみてわかったこと、訪れた変化はある?
スペースを有効活用するためには、やはり調理用に作られたテーブルのほうが便利ということが分かりました。
確かに…。特に立って使える高さのテーブルだと、調理のしやすさは全然変わりますよね。
●クッキングテーブル のお気に入りポイントBEST3を教えて!
1.専用ケースも付属していてコンパクトで持ち運びやすい。
2.ランタン用のポールはランタン以外も吊るせて便利。
3.組み立てが簡単。
専用の収納ケース付きは、大変ありがたいですね!
【3代目キッチンテーブル:オリジナルキッチンテーブル(DIY)】
【商品の特徴】
上段に調理スペースがあり調味料やキッチンペーパーがセットされ正面にはターナーやフライ返し等のカトラリーが用意されています。
中段には食材とジャグ、下段にクーラーボックスと調理に必要な物が全て用意できます。
左手にツーバーナーがセットできますので食材を火にかければ料理は完結します。
●オリジナルキッチンテーブル(DIY)を使い始めたきっかけを教えて!
使用中のキッチンテーブルは高さがフィットせず、調理中に器具や食材などを手にするのに移動範囲が大きく無駄が多かったのですよね…。そこで、システムキッチン開発の発想と同じように、キッチンテーブルの前に立って一歩も動かず調理ができればと思いました。
キャンプ用の「オリジナル・システムキッチン」を作ろうと思われたのが、さすがです!
●オリジナルキッチンテーブル(DIY)を使ってみてわかったこと、訪れた変化はある?
キャンプサイトという限られた空間の中で、キッチンテーブル前から動かずに調理できるように。それはつまり、落ち着ける空間を広くとることができて、スペースを有効活用できるということです。
自分自身の調理アイテムがピッタリと収まる素敵なシステムキッチンですね!調理もしやすそう〜!
●オリジナルキッチンテーブル(DIY)のお気に入りポイントBEST3を教えて!
1.必要な物全てにすぐ手が届く。
2.大型ギアだが組み立て式なので車に積みやすい。
3.DIYなのでメンテナンスやブラッシュアップがしやすい。
いや〜…本当に羨ましいキッチンです!
【4代目キッチンテーブル:ウッドロールキッチンテーブル(フィールドア)】
【商品の特徴】
天板・フレームには強度が高いブナ材を使用。天然木なので木目が優しく自然となじみます。
天板は広めで高さも一般的なキッチンと同じ80cmと作業しやすいサイズ感です。
ツーバーナーもセットでき、収納時はコンパクトに折り畳め片手で持ち運びできます。
●ウッドロールキッチンテーブルを使い始めたきっかけを教えて!
DIYのキッチンテーブルは使い勝手は良いが、重たくて嵩張り組立の手間もかかりました。
年齢的、体力的な問題でシンプルな物へ移行しようと思ったときに、一番思っているスタイルにイメージが近かったことが決め手です。
見た感じ、オリジナルキッチンテーブルと同じくらいの利便性がありそうなキッチンテーブルですね!
●ウッドロールキッチンテーブルを使ってみてわかったこと、訪れた変化はある?
キッチンとして使用する必要がないときは、ハイテーブルとしての役割も果たしてくれるので、シチュエーションによって使い方を変えることができました。
キャンプにおいて、テーブルが一つ増えるというのは大きいことです。
なるほど〜。「キッチンとしてしか使えない」ものよりも、「テーブルとしても使える」ものの方が、限られた荷物でキャンプをする際には利便性が高いのですね。
●ウッドロールキッチンテーブルのお気に入りポイントBEST3を教えて!
1.持ち運びや移動が簡単。
2.設営が簡単。
3.幕内でも幕外でも色々なシーンでテーブルとしても利用可能。
フィールドアの中でも人気の高いアイテムですが、使い勝手の良さのリアルを知ることができました!
【5代目キッチンテーブル:ウッドロールトップテーブル(フィールドア)】
【商品の特徴】
4代目ウッドロールキッチンテーブルのバーナースタンドが無くなり高さが低くなったものなので、材質的なスペックは全く一緒ですが、さらにコンパクトで軽く設営がより簡単です。
●ウッドロールトップテーブルを使い始めたきっかけを教えて!
身体の故障でテントを買い替え。完全なロースタイルとなりツーバーナーも使用しなくなったため、調理とテーブルウエアを置くだけのためのテーブルが必要となり、同じくテント変更のために使用頻度の減ったローテーブルをキッチンテーブルとして使用しています。
シンプルなスタイルに回帰されたのですね!
●ウッドロールトップテーブルを使ってみてわかったこと、訪れた変化はある?
ロースタイルは周りの物にも手が届きやすく、立って調理をせずに済むので調理が楽になりました。
コンロもツーバーナーを使わずともシングルバーナーや焚き火台、薪ストーブで十分事足りるのでトータル的に荷物が減りました。
座った状態で動かずに調理できるのは、それはそれで便利ですね!
●ウッドロールトップテーブルのお気に入りポイントBEST3を教えて!
1.移動、設営等が全て簡単。
2.置く物を変えれば違う用途のテーブルに変化。
3.座ったまま使える。
こちらも、フィールドアの人気テーブルですが、見た目もおしゃれで私もとても好きです!
キッチンテーブルとは料理ができるスペースのこと
なまじ料理が得意なのでキッチンテーブルに拘ってきましたが、作りたい物の下準備さえきちんとしておけばまな板と包丁が使えるスペースさえあれば美味しい料理ができます。
美味しい料理を作るには場所を選ばず道具選ばず、下準備が全てということに気が付きました。
Camper's akiさんは料理好きなキャンパーさんでもあるので、キッチンテーブル遍歴を拝見しながら使い方の工夫や、「どんな用途として考えるとどうなるか」…などなど、大変勉強になりました!
今回も、最後までお読みくださりありがとうございました!皆さんのキッチンテーブル選びの参考になれば幸いです。