【MotoGP】復活目指すヤマハ、グランプリも将来に向けたテスト……クアルタラロ「昨年1年よりも多くの変更を、今回のグランプリで行なったよ」
2021年のMotoGPチャンピオンであるクアルタラロは、昨年3回の表彰台獲得に留まるなど苦戦。ただ今年はそれ以上の厳しい状況に陥っており、表彰台からは程遠いポジションを走っている。
昨年表彰台を獲得したレースのひとつであるアメリカズGPでもそれは変わらず、クアルタラロは予選からひとつポジションを上げただけの15位でフィニッシュするのがやっとだった。
しかしクアルタラロは、チームとして復活を目指し、全てのセッションで「何か大きいこと」を試みていると明かす。そしてそれこそが、低迷しているヤマハが採ることができる唯一のアプローチであると感じているという。
「この週末に行なっている全てのランでは、バイクに何か大きなことを試みている」
そうクアルタラロは語った。
「スプリントも、一度も使ったことのないバイクで走った。大きなことに挑戦するのは、今の状況にいることを考えれば良いことだと思う」
「13位とか15位でフィニッシュしても、僕らにとっては何も変わらない。結果は出ていないけど、僕らの取り組み方は悪くないと思う。それでも、僕らはこれまでやったことのないようなことに挑戦しているんだ」
「決勝日の朝(ウォームアップ)でも、何か新しいことに挑戦することになると思うし、レースに向けても何かアイデアがあれば、それも試してみようと思う」
「僕らが今置かれているポジションにおいて、保守的であることに意味はないんだ」
「こういうことをやっていれば、かなり多くの方向性が見えてくると思う。バイクを前後、上下に動かすから、昨年1年間よりも、今回のレースで多くの変更を加えたと思う」
「ちょっと厳しいことだし、良い状況にいるとは言えないけど、僕らにとっては良い方法だと思う。少なくとも、将来に向けてのポジティブなアイデアはいくつかあったよ」