日本、中国、韓国3カ国政府が5月26、27日を軸に首脳会談を韓国・ソウルで開く方向で調整していることが分かった。複数の外交筋が10日、明らかにした。日中韓首脳会談は新型コロナウイルス禍や関係悪化などの影響で2019年12月の中国・成都開催を最後に途絶えており、実現すれば約4年半ぶりとなる。

 首脳会談には岸田文雄首相、中国の李強首相、韓国の尹錫悦大統領の出席が見込まれる。経済や公衆衛生、人的交流などの分野で協力を確認。北朝鮮の核・ミサイル問題やウクライナ情勢も議題になる可能性がある。それぞれの2国間会談も行われる見通しだ。