【ソウル聯合ニュース】韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官は8日、ソウルで韓中日三国協力事務局(TCS)の李熙燮(イ・ヒソプ)事務局長と面会し、2019年12月を最後に開かれていない韓中日首脳会談の開催に向け、3カ国が日程を最終調整していると述べた。外交部が伝えた。

 趙氏は3カ国の未来世代の相互理解が深まるよう交流事業をTCSが積極的に推進し、数十年後の3カ国の関係にも寄与することを期待すると伝えた。

 李氏は3カ国の協力の基盤がさらに強化されるよう努力し、3カ国首脳会談の成功のために支援すると述べた。

 TCSは3カ国協議体の運営を支援し、協力事業を発掘・支援する国際機関で、2010年に韓国南部・済州島で開かれた韓中日首脳会談を機に発足した。事務局はソウルに置かれ、事務局長は3カ国の代表者が持ち回りで務め、昨年9月から李氏が務めている。

 韓中日は3カ国首脳会談について、来月末にソウルで開催する方向で調整している。

 議長国である韓国はこれまで、3カ国首脳会談の再開に向け外交的努力を続けてきた。早期開催に前向きではなかった中国との協議も最近になって進展があったという。

 3カ国が調整中という趙氏の発言も、協議の進展を示唆したものと受け止められる。