グラスにたっぷり氷を入れる

適量ならお酒はよい気晴らしになりますが、飲み過ぎは肝臓に負担をかけ太る原因に。とはいえ、お酒好きな人にとって酒量を減らすことはなかなか簡単なことではありません。無理なく減らすには工夫が必要。でも、ちょっとした工夫があれば、お酒の量は意外とラクに減らせるし、満足感も変わらず得ることができます。

まず試してもらいたいのが、お酒に氷をたっぷり入れて飲む方法。グラスにいっぱい氷が入っていると見た目にも贅沢で、量も多く見えて実際よりもたくさん飲んでいる気分になります。ロックグラスに大きな丸い氷を入れるのもおすすめ。氷が少しずつ融けるのを待ちながら、いつもより少し高価なお酒を味わいつつ飲めば、満足感が高まること間違いなし。

飲むペースもゆっくりになるので、短時間で大量に飲むこともなくなります。基本的にアルコール度数の高いお酒はゆっくり飲むものなので、ペースを抑えられるというメリットがあります。また、ビールなどはジョッキで飲むより、小さなコップに注いで飲むほうがベター。

一口の量が格段に少なくなり、結果的に飲む量が減らせます。おつまみを食べながら飲んだり、誰かと会話しながら飲んだりするのも飲み過ぎ防止に効果的。チェイサーとして水を飲むこともおすすめですが、水では物足りない人は代わりにノンアルコール飲料を飲むという手もあります。

『内臓脂肪の名医が教える 痩せるお酒の飲み方』はこんな人におすすめ!

・太らないお酒の飲み方を知りたい!
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そもそもなんでお酒を飲むと太るの?

酒を飲むと太る。そう実感する人は多いのでは?お酒やおつまみのカロリーや糖質が原因なのでしょうか。もちろん、それも関係しますが、実はもっと根本的なところに「飲むと太る」原因があるのです。

お酒を飲むと、まずはアルコールが胃に到達して吸収されます。すると、アルコールの影響で全身の血流がよくなります。皆さんが経験する、お酒を飲むと血行がよくなって体が温まるという現象です。アルコールはある程度胃で吸収されたあと、小腸へ流れていきます。当然、小腸も血流がよくなっているので吸収力がアップ。流れてきたアルコールのほか、お酒やおつまみに含まれる糖質をたっぷりと吸収してしまいます。

お酒を飲むと脂肪をためこみやすくなる!

同じ糖質量でも、お酒を飲まないときよりも飲んだときのほうが、より多く糖質を吸収してしまう。これが、「飲むと太る」一番の原因です。糖質はとりすぎると、中性脂肪となって体に蓄積していきます。つまり、お酒を飲むと、体が脂肪をため込みやすい状態になってしまうのです。

また、お酒には胃を刺激して胃の動き(蠕動運動)をよくする作用もあります。胃が活発に動きはじめるので、どんどん食欲も増進します。その結果、お酒を飲みながら食事をすると食べすぎてしまったり、飲んだあとにシメのラーメンを食べたくなったりと、食欲が暴走。単純に飲むと食べる量が増えることで、太ることに繋がります。

お酒を飲むことで太りやすくなってしまいますが、本書ではお酒を飲んでも太りにくくなる、痩せることにつながる方法を紹介しています。気になる方はぜひ手に取ってご覧ください!

【書誌情報】
『肥満治療の名医が教える 図解 内臓脂肪がごっそり落ちる食事術』
監修:土田 隆