お酢+納豆の組み合わせがやせる!

お酒を飲む前に食べておきたいのが「酢納豆」。単に納豆にお酢を混ぜただけのものですが、これが効果絶大です。まず、お酢の効果は前述の通り。ブドウ糖への分解を遅らせることで糖の吸収を緩やかにし、血糖値の急上昇を防いでくれます。そんなお酢に納豆を組み合わせると、効果が倍増。

なぜなら、納豆などの豆類には食物繊維が豊富で、お酢と同様に食後の血糖値の上昇を抑制する働きがあるといわれています。また、納豆はたんぱく質も豊富な上、低糖質。満腹感が得られやすいので、飲む前に食べることでおつまみの食べ過ぎを防ぐことができます。

もう1つ注目したい納豆の成分が「ナットウキナーゼ」。これは納豆ならではの栄養素で、納豆のネバネバに含まれる酵素です。ナットウキナーゼは血栓を溶かす作用があり、血液をサラサラにしてくれます。そのため血流が改善されるので代謝がよくなり、脂肪が燃焼されやすくなるのです。

酵素の一種であるナットウキナーゼは、熱に弱いのが特徴。熱々のごはんにのせるだけでも効果が失われることがあるので、加熱せずに酢納豆のようにそのまま食べるのがおすすめです。また、納豆のタレには糖質が含まれているので、できればタレを加えずに食べるとよいでしょう。代わりにお酢を混ぜ合わせることで納豆独特の臭みが中和され、食感もフワフワになっておいしさもアップします。

『内臓脂肪の名医が教える 痩せるお酒の飲み方』はこんな人におすすめ!

・太らないお酒の飲み方を知りたい!
・ダイエット中でもお酒を楽しみたい
・正しいお酒の飲み方を知りたい!

以上の方には『内臓脂肪の名医が教える 痩せるお酒の飲み方』は大変おすすめな本です。

そもそもなんでお酒を飲むと太るの?

酒を飲むと太る。そう実感する人は多いのでは?お酒やおつまみのカロリーや糖質が原因なのでしょうか。もちろん、それも関係しますが、実はもっと根本的なところに「飲むと太る」原因があるのです。

お酒を飲むと、まずはアルコールが胃に到達して吸収されます。すると、アルコールの影響で全身の血流がよくなります。皆さんが経験する、お酒を飲むと血行がよくなって体が温まるという現象です。アルコールはある程度胃で吸収されたあと、小腸へ流れていきます。当然、小腸も血流がよくなっているので吸収力がアップ。流れてきたアルコールのほか、お酒やおつまみに含まれる糖質をたっぷりと吸収してしまいます。

お酒を飲むと脂肪をためこみやすくなる!

同じ糖質量でも、お酒を飲まないときよりも飲んだときのほうが、より多く糖質を吸収してしまう。これが、「飲むと太る」一番の原因です。糖質はとりすぎると、中性脂肪となって体に蓄積していきます。つまり、お酒を飲むと、体が脂肪をため込みやすい状態になってしまうのです。

また、お酒には胃を刺激して胃の動き(蠕動運動)をよくする作用もあります。胃が活発に動きはじめるので、どんどん食欲も増進します。その結果、お酒を飲みながら食事をすると食べすぎてしまったり、飲んだあとにシメのラーメンを食べたくなったりと、食欲が暴走。単純に飲むと食べる量が増えることで、太ることに繋がります。

お酒を飲むことで太りやすくなってしまいますが、本書ではお酒を飲んでも太りにくくなる、痩せることにつながる方法を紹介しています。気になる方はぜひ手に取ってご覧ください!

【書誌情報】
『肥満治療の名医が教える 図解 内臓脂肪がごっそり落ちる食事術』
監修:土田 隆