「ホーホケキョ」は努力のたまもの

「春告鳥(はるつげどり)」と呼ばれ、日本人にとって古くから親しみ深い存在のウグイス。「ホーホケキョ」と春の訪れとともに美しい鳴き声を響かせます。しかし、春先に茂みから聞こえてくる鳴き声に耳を澄ましてみると、なにやら様子が違うときがあるようで……?

 piro piro piccoloさん(@iirotorii)による創作マンガ『意外と知らない鳥の生活 ホーホケキョは実は難しい』がX(旧:Twitter)上で公開されました。いいね数は5万を超えており、読者からは「毎年聞こえるけど、毎回こういうことをやっているのかと思うと笑顔になる」「ほきょ? がかわいすぎる」「たまに下手すぎる子もいて失礼ながら笑っちゃいます」などの声があがっています。

 piro piro piccoloさんはイラストレーターや漫画家として活動しており、SNSでは野鳥をテーマにした作品を投稿しています。

 作者のpiro piro piccoloさんにお話を聞きました。

ーー今作『意外と知らない鳥の生活 ホーホケキョは実は難しい』が生まれたきっかけや、理由を教えて下さい。

 それがウグイスだと知らずに練習中の声を聞いている人も多いはず。春先のいろいろな声は楽しいので、ぜひ注意して聞いてもらいたく描きました。

ーー練習が必要なのは驚きでした。今作を描くうえでこだわったことや、お気に入りのシーンなどはありますか?

 ウグイスが試行錯誤している様子にこだわりました。

小心者だけど鳴き声は一級品!(piro piro piccoloさん提供)

ーーたくさんの感想が寄せられています。特にうれしかった感想の声、印象に残った読者のコメントはありましたか?

 みなさんが聞いたことのある、練習中のフレーズを教えていただけたのが面白かったです。

ーーpiro piro piccoloさんは野鳥をテーマにした作品を多数描いていますが、マンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

 大学卒業とともに野鳥観察を始めました。文鳥を飼っていて鳥がもともと好きだったからです。

ーー今後、X(旧:Twitter)で発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?

 身近な鳥に目を向けるきっかけになれるようなマンガを描いていきたいです。