1956人の門出の日　長崎大学卒業式

25日長崎大学の卒業式が行われ、およそ2000人の学生が門出の日を迎えました。

雨がしたたる中、晴れやかな表情で式にのぞんだ卒業生たち。

2023年度、長崎大学を卒業するのは4年前に新設された情報データ科学部を含む10の学部の学部生と大学院生合わせて1956人です。

卒業式では、永安武学長が卒業生に向けてエールを送りました。

長崎大学永安武学長：「自信を持って前に進んでください。未来への挑戦を楽しんでください」

卒業生の多くは入学当初からコロナ禍でオンライン授業を余儀なくされてきましたが、いまでは前向きにとらえています。

長崎大学歯学部歯学科中山穂香さん（25歳）：「コロナ禍を長崎大学で過ごした私たち長大生はコロナのおかげで、困難な状況を周囲の環境のせいにせず、自らその困難に立ち向かう能力をつけていると確信しています。」

教育学部卒業生：「オンライン授業が多かったんですけど、3年生になって対面授業が始まって、すごい有意義な4年間が過ごせたんじゃないかなーって」

教育学部卒業生：「友達にもたくさん恵まれて長崎に来てよかったなーって」

教育学部卒業生：「4年間頑張ったなーっていう達成感でいっぱいです」

教育学部卒業生：「すごく自分と向き合えたいい時間だったなーと思ってて、やりきったなーという気持ちです」

環境科学部卒業（大学院へ進学）：（将来の夢は？）
「環境大気汚染物質の調査をしているので、そういう調査する会社に入りたい」

大学で特別支援教育を学んだ教育学部卒業生：「（就職先の）市役所では障がい者支援系の部署に配属されるので、そこでもっと学びを活かして頑張りたいなと。」

経済学部卒業生（福岡の電力会社に就職）：「インフラ系の会社なので、地域を盛り上げていって、最終的に九州全体の人口を爆増させていきたいなっていう思いがあります」

医学部保健学科（保健師を目指しています）：「高齢者が高齢者を介護するっていう老老介護などの問題も指摘されているので自分たちがそこに少しでも問題に介入することができたらいいなと」

医学部医学科卒業生：「患者さんに信頼されるようなお医者さんになれたらなと思います」

医学部卒業生の親：「ちゃんと自立して1人で頑張っていただきたいなと思ってます」

長崎大学によりますとことしの卒業生・修了生で就職を希望した学生のうち県内に就職する人の割合はおよそ2割だということです。