「一番上に立っているのが息子なんです」潜水艦“鉄のクジラ” が10年ぶりに長崎に入港

去年就役したばかりの海上自衛隊の潜水艦『はくげい』が29日長崎に寄港しました。潜水艦の長崎寄港は10年ぶりです。

子どもたちのお目当ては、“鉄のクジラ”とも呼ばれる潜水艦『はくげい』です。

広島県呉を母港とする全長84メートルの国内最大級の潜水艦で、間近に見るとその名の通りクジラのような迫力です。『はくげい』はリチウムイオン電池を搭載していて、水中での航続時間が従来よりも飛躍的に伸びているのが特徴です。

潜水艦の長崎寄港は10年ぶりで『はくげい』が長崎に来るのは今回が初めて。

香川県から来た自衛隊ファン：
「引き渡し式が神戸であったんですけど、その時に見学したんですごく思い入れがあります。こうやって見るとやっぱり格好いいですね」

前田泰宏艦長の父：
「あの一番上に立っているのが息子なんです」

男性が指さすのは艦上で指揮を執る前田泰宏艦長。その雄姿を見に山口から駆けつけました。

前田泰宏艦長の父：「まあ格好いいですよね」

前田泰宏艦長：
「この度、長崎県には普段洋上において海の守りに従事しているためなかなか見ていただくことのできない潜水艦の魅力を近くで感じてほしいとの思いから参りました」

『はくげい』は30日、甲板の一般公開が行われ、31日、長崎を離れることになっています。