ベラジオオペラは3歳クラシック戦線こそ結果を残せなかったが、見せ場十分の内容で本格化する前と思えば上々のレース内容。古馬になって一段と逞しさを増し馬体も成長。今度こそGI奪取だ。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■3/31(土) 大阪杯(4歳上・GI・阪神芝2000m)

 ベラジオオペラ(牡4、栗東・上村洋行厩舎)は日本ダービーの後、夏負けの影響で放牧へ。じっくりと立て直されて、チャレンジCで復帰し、好メンバー相手に勝利。ボッケリーニとのゴール前での接戦をものにしており、非常に渋太く勝負根性が抜群。前走の京都記念ではプラダリアに屈するも、3着以下には決定的な差をつけている。皐月賞とダービーではソールオリエンス、タスティエーラの苦杯を舐めたが、今回の舞台は阪神。実績のあるコースだけに逆襲の可能性はある。鞍上は横山和生騎手。

 ソールオリエンス(牡4、美浦・手塚貴久厩舎)は3歳クラシックで1・2・3着。特に皐月賞で見せた大外からの豪脚が圧巻で、粗削りながら勝ったように非常にポテンシャルが高い。有馬記念、中山記念と物足りないレースが続いたが、距離と前残り馬場が敗因だろう。スピードよりパワー優先の阪神の馬場は向きそうで、距離もベストと言える。復権を期待。鞍上は横山武史騎手。

 ダービー馬タスティエーラ(牡4、美浦・堀宣行厩舎)の有馬記念は、直線で挟まる不利が響いて初めて掲示板を外したが、悲観する内容ではない。クラシックで2・1・2着と世代ではトップと言える実績。このレースにぶっつけ本番になった分を割り引くが、実績から逆転も十分。

 その他、あのイクイノックス世代から、タイトルホルダーに土をつけたローシャムパーク(牡5、美浦・田中博康厩舎)、決め手が光るプラダリア(牡5、栗東・池添学厩舎)、復調気配の皐月賞馬ジオグリフ(牡5、美浦・木村哲也厩舎)らが強敵となる。発走は15時40分。