今週の土曜日は、阪神競馬場でアーリントンカップ(GIII・芝1600m)が行われます。

 18年からNHKマイルC(GI)のトライアルに指定されているアーリントンC。昨年の優勝馬オオバンブルマイはNHKマイルCで3着と好走。22年優勝馬のダノンスコーピオンはNHKマイルCで勝利するなど、近年のアーリントンC勝ち馬は本番でも上位争いに絡んでいます。

 本番のNHKマイルCに直結すると言っても過言ではない一戦で、当然ながらメンバーレベルも高くなります。その中で結果を残すにはそれ相応の実績や経験が必要不可欠と言えます。

 過去10年のアーリントンCでは、前走で重賞に出走していた馬が9勝2着5回3着3回と良績を残しています。単勝回収率135%、複勝回収率108%と期待値としても高い数値となっています。前走で高いレベルのレースを経験している事が好走に繋がっているのではないでしょうか。今年のアーリントンCでも前走が重賞だった馬には注目して損はないかもしれません。

「人気馬を素直に信頼して良いかわからない」、「穴をあけそうな人気薄の馬が知りたい」。そんな時に役立つのが、ケシウマの予想バイブル『パーフェクト消去法』です。過去のデータから導き出した消去法で、あなたの馬券検討をサポートします。

 先週の阪神牝馬Sでは【残った馬】のマスクトディーヴァが優勝。ニュージーランドTでも【残った馬】のエコロブルームが3番人気で1着となっています。さらに桜花賞では【残った馬】のステレンボッシュとアスコリピチェーノが上位2頭を独占するなど結果を残しています。

 今週もケシウマの【残った馬】にご期待ください!

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走1勝クラスに出走し3番人気以下
[0-0-0-31]複勝率0%
該当馬:アレンジャー、オフトレイル、グローリーアテイン、ケイケイ、タガノデュード、ディスペランツァ、ポッドテオ
(過去の該当馬:15年ナリタスターワン2番人気8着)
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。

 上位人気が予想されるディスペランツァが該当しました。

 過去10年のアーリントンCでは、前走1勝クラスだった馬は66頭が出走しています。しかし、馬券に絡んだのは僅か7頭で2着3回3着4回。勝ち馬は出ていません。前走重賞組が強さを見せる一戦ですし、今回よりも格下のクラスから出走する馬はレベルの差に戸惑ってしまうため、結果を出す事が難しいと考えられます。

 前走が1勝クラスの馬で馬券に絡んだ7頭は前走で2番人気以内の支持を集めていました。高い支持を集めるのは近況が好調な事やそれだけの実績を有している証拠と言えます。そのような馬に関しては前走からクラスが上がっても対応できるだけの能力や素質があるのでしょう。

 しかし、前走1勝クラスで3番人気以下だった馬は能力や素質に不安な点があり、実際に結果も出ていないので大きな割引が必要と言えるでしょう。

 ディスペランツァは前走1勝クラスで3番人気。過去の傾向を考えると厳しい結果が待ち受けていそうです。しかも、ディスペランツァはこれまで重賞に2度出走し6着、9着と結果を残せていない点も気になるところです。

 今回、前走で後方から上がり最速の末脚で華麗な追い込みを決めた事で人気を集めそうですが、これはあくまでも今回よりも格下のレースでの結果ですし鵜呑みにはできません。人気でも不安要素を抱えており、配当妙味は薄く軽視する方が期待値としては高くなるのではないでしょうか。

 はたして、ケシウマはどんな消去データを提示してくるのか。重賞レースの参考として、公開中の『パーフェクト消去法』を是非お役立てください。


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