セルティックのサポーターは、古橋亨梧がいつまでもゴールを決めることを願っているだろう。だが、サッカーの世界は何が起きるか分からない。備えは常に必要だ。

 5月7日のスコットランドリーグの第34節で、セルティックはハーツに2−0と勝利し、2年連続53回目の優勝を果たした。古橋は先発出場し、先制点を奪取。今季公式戦のゴール数を30の大台に乗せた。

 得点を量産し、そのキャラクターもあって、サポーターから愛されている古橋。だが、プレミアリーグのクラブからの関心が噂されているのも周知のとおりだ。来季、古橋はグラスゴーに残るかどうかはまだ分からない。

 宿敵レンジャーズのOBであるアラン・ハットンは、セルティックとアンジェ・ポステコグルー監督が、古橋退団の可能性も視野に入れているとの見解を示した。自身は古巣の天敵である古橋の移籍を望むとも述べている。
 
 7日の試合を前に、噂される1500万ポンド(約24億8000万円)でセルティックが古橋を手放すか問われると、ハットンは『Football Insider』で「そうであることを願う」と答えた。

「サッカーに絶対はなく、1500万ポンドはスコットランドのどのチームにとっても大金だ。彼は素晴らしい選手だ。年間最優秀選手を受賞するのは疑いない。ずっとレンジャーズにとって厄介だった。28歳で1500万ポンドは良い。それに彼らの補強は見事だった。だから、そうなったときに備え、アンジェとスタッフが誰かをチェックしていても驚きではないだろう」

 ハットンは「本当に、いくら提示されるか、誰が来るかによるね」と続けている。

「レンジャーズファンとしては、彼には移籍してもらいたい。だが、セルティックのファンは彼に残ってほしいだろう。隣の芝生は青く見えるものだ。彼は今の居場所に満足するだろうと思う」

 年間最優秀選手の有力候補と言われ、スコットランドからのステップアップが常に議論される古橋。日本代表復帰の可能性も注目されるストライカーは、来季に向けてどう考えているのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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