フェイエノールトに所属する上田綺世にとって半年ぶりとなるゴールは、思わぬかたちから生まれた。相手目線で見れば、痛恨のミスだ。

 上田は3月17日のエールディビジ第26節ヘーレンフェーン戦で、75分から途中出場すると、終了間際に値千金の決勝点をあげた。

 チームが2度にわたってビハインドから追いついて迎えた88分、上田はリスタートで相手DFサイブ・ファン・オッテルの油断を見逃さずプレッシャーをかけると、バックパスのミスを誘発。そのままボックス内で冷静にシュートを流し込んだ。

 ファン・オッテルにとっては悔やまれるプレーだっただろう。それだけに、海外メディアもこの場面を取り上げている。イタリア『calcionews24』は、「今週末の欧州主要リーグで最もバカげたゴール、まさに真の『偶然のゴール』だ」と報じた。
【動画】相手のミスを見逃さず!上田綺世の値千金弾
 同メディアは、結果的に3ポイントにつながっただけに重要な場面になったとし、「現実ではないかのような状況」だったと伝えている。

 いずれにしても、上田にとっては貴重なゴールとなった。9月3日の第4節ユトレヒト戦以来となる今季2点目だからだ。

 今季の上田はリーグ戦で先発出場1試合と、なかなか出場機会に恵まれていない。出番が回ってきても、終盤の限られた時間なのが大半だ。それだけに、半年以上ぶりのゴールで状況を好転させられることが期待される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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