セルティックの古橋亨梧は、加入してからゴールを量産することで、クラブやスコットランドにおける存在価値を高めていった。

 宿敵レンジャーズで今季からゴールマウスを守る守護神ジャック・バトランドは、ゴールを決めさせないことで古橋のようにインパクトを残している。

 消化が1試合少ないなかで首位セルティックを1ポイント差で追うレンジャーズは、スコティッシュ・プレミアシップの29試合でリーグ最少の16失点。全試合に出場しているバトランドは、17回のクリーンシートを達成している。

 レンジャーズ専門サイト『Ibrox News』によると、英衛星放送『Sky Sports』でコメンテーターを務めるクラブOBのケニー・ミラーは、『Sunday Mail』紙で「センセーショナルな補強だった」と、バトランドを称賛した。

「レンジャーズでの1年目で2冠や3冠を達成したら、ライバルのセルティックにおけるキョウゴ・フルハシのようなインパクトになるだろう」

「キョウゴのようにバトランドがゴールを決められないことは分かっている。だが正直、加入してからの彼の影響や存在感、そしてそのセーブは、2年前のキョウゴに肩を並べると思う」
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 Ibrox Newsは「バトランドはレンジャーズにとって最も重要な補強のひとりだった」と報じている。

「2023年10月に解任されるまでにマイケル・ビール前監督がした数少ないポジティブなことのひとつかもしれない」

 かつてストークで2部降格も経験し、昨シーズン後半戦のマンチェスター・ユナイテッドへのレンタル移籍でビッグクラブ入りを果たしたものの、出場機会がなかったバトランド。若くしてイングランド代表にもデビューしたものの、その後はやや伸び悩んだ31歳の苦労人は、レンジャーズでトロフィーを手にすることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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