2024明治安田J1リーグ第7節の4試合が、7日の14時から行われた。


 昨シーズンの優勝を争った王者ヴィッセル神戸と2位横浜F・マリノスが激突。水沼宏太がクロスバー直撃の強烈なボレーシュートを放つなど、横浜FMは前半に何度か神戸のゴールを脅かしたものの、スコアレスで折り返す。試合の均衡が破れたのは48分、ゴール前のこぼれ球をアンデルソン・ロペスが押し込み、横浜FMが先制に成功する。


 追いかける展開となった神戸は、64分にエースの大迫勇也が負傷交代するアクシデントが発生。それでも66分、初瀬亮のクロスに宮代大聖が頭で合わせて試合を振り出しに戻す。


 すると75分、ヤン・マテウスをペナルティエリア手前で倒した神戸のGK前川黛也が一発レッドカードで退場となる。数的有利を得た横浜FMは、83分に勝ち越し成功。ヤン・マテウスがペナルティエリアの手前から左足を振り、見事なコントロールショットをゴール左上へと叩き込んだ。2−1で競り勝った横浜FMは、3試合ぶりの白星を掴んだ。



 開幕から無敗を維持するサンフレッチェ広島は、ホームで湘南ベルマーレと対戦。スコアレスで迎えた後半開始早々、古巣対戦の大橋祐紀が相手GKソン・ボムグンのレッドカードを誘発し、広島はPKと数的有利を得る。自らキッカーを務めた大橋がしっかりと決めて先制した広島は、“守護神”大迫敬介の好セーブもあり、湘南の反撃をしのぐ。そして後半アディショナルタイム6分、大橋がカウンターを完結させて2点目を挙げ、広島は2−0で勝利した。



 3勝3分で広島と勝ち点で並ぶセレッソ大阪は、敵地でアルビレックス新潟と対戦。スコアレスで折り返すと、69分に毎熊晟矢のクロスに合わせたレオ・セアラがヘディングシュートを叩き込み、C大阪が7試合連続で先制に成功する。この1点を守り切ったC大阪は、4連勝で開幕7戦無敗となった。



『サンガスタジアム by KYOCERA』では、京都サンガF.C.とジュビロ磐田が対戦。磐田は44分にPKを獲得したものの、キッカーのマテウス・ペイショットが失敗し、試合はスコアレスで折り返す。それでも磐田は52分、右コーナーキックに西久保駿介が頭で合わせて先制に成功する。


 勢いに乗る磐田は、63分にジャーメイン良がポスト直撃の惜しいシュートを放つと、65分に追加点を獲得する。右サイドの深い位置から西久保が高速クロスを供給し、M・ペイショットがダイビングヘッドで待望の移籍後初ゴールを記録した。さらに73分、今度は松本昌也のクロスに再びM・ペイショットが合わせて磐田リードを広げ、3−0で快勝した磐田は今季初の連勝を飾った。



 7日16時時点におけるJ1第7節の結果は以下の通り。


◆■J1第7節

▼4月6日(土)

北海道コンサドーレ札幌 1−0 ガンバ大阪


▼4月7日(日)

東京ヴェルディ 1−1 柏レイソル

アルビレックス新潟 0−1 セレッソ大阪

京都サンガF.C. 0−3 ジュビロ磐田

ヴィッセル神戸 1−2 横浜F・マリノス

サンフレッチェ広島 2−0 湘南ベルマーレ

15:00 浦和レッズ vs サガン鳥栖

15:00 川崎フロンターレ vs FC町田ゼルビア

15:00 名古屋グランパス vs アビスパ福岡

17:00 FC東京 vs 鹿島アントラーズ