昨季対虎2勝0敗と好相性の石川雅規

阪神・西勇輝とヤクルト・石川雅規のインフォグラフィック


ヤクルトの43歳左腕、石川雅規投手が今季初勝利をかけて今日の阪神戦(甲子園)に先発する。

今季はここまで2試合に先発して0勝1敗、防御率4.70。1軍での直近登板は4月20日の中日戦(神宮)で5回79球を投げて8安打2失点だった。その後、調整のため5月2日のイースタン・リーグ巨人戦に登板し、3回1失点。そこから中7日で今日の登板を迎える。

阪神戦には昨季3試合に先発して2勝0敗、防御率1.08と好相性で、甲子園も2試合登板して防御率1.69と得意にしていた。ただ、打者別では、大山悠輔を6打数ノーヒットに抑えていた一方、近本光司には9打数3安打、佐藤輝明には8打数3安打など左打者によく打たれていた。

投手陣は先週の全5試合で5失点以上と乱調だったが、昨夜は4投手のリレーで完封勝ち。球界最年長左腕もこの流れに乗って今季初勝利を掴むことができるか。今季3度目の先発マウンドで、プロ野球タイ記録となる新人年からの22年連続勝利を目指す。

昨季防御率0.86と燕打線封じていた西勇輝

一方、阪神の先発は西勇輝。プロ15年目右腕は今季ここまで5試合に先発して1勝2敗、防御率5.40。今季初勝利を挙げた4月18日の広島戦(甲子園)を最後に白星から遠ざかっており、前回登板した3日の中日戦(甲子園)では今季最短の2回6失点でKOされた。

4月26日の巨人戦(甲子園)でも3回5失点で降板しており、2試合連続で浅い回にKOとピリッとしない投球が続く。今日は3試合ぶりの白星をつかむため、中6日でマウンドに上がる。

ヤクルトとは今季初対戦。昨季は3試合に先発して、1勝1敗、防御率0.86と好相性。山田哲人を8打数1安打、オスナも8打数1安打に抑えるなど、被打率.149にツバメ打線を封じていた。だが、村上宗隆には6打数2安打1本塁打と打たれていただけに、今日の対戦でも要警戒だ。

今季15年目で11月には33歳を迎えるが、まだまだ老け込むような歳ではない。相手先発の石川に負けない老練なピッチングで今季2勝目を目指す。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
中日・涌井秀章−広島・九里亜蓮(バンテリンドーム)

【パ・リーグ】
楽天・岸孝之−オリックス・田嶋大樹(楽天モバイル)
西武・D.エンス−ロッテ・小島和哉(ベルーナドーム)
ソフトバンク・森唯斗−日本ハム・鈴木健矢(PayPayドーム)

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