山下舜平大と対面「肩幅が広くて驚いた」

オリックスの新人合同自主トレが9日、大阪・舞洲の球団施設でスタートした。1年目からの一軍登板を目標に掲げるドラフト2位の河内康介投手(18=聖カタリナ学園高)は澄み切った青空の下、心地良さそうに汗を拭った。

腕のしなりを活かしたフォームで将来性を高く評価されている右腕。身長180センチ、体重72キロとまだまだ線が細いため、体を大きくすることが喫緊の課題だ。

「周りの選手がデカいんでまだまだ戦えない。ウェイトトレーニングと食事で夏までに77キロまで増やしたい」と5キロ増量を誓う。寮では昨季9勝を挙げてブレイクした2020年ドラフト1位の山下舜平大を目の当たりにし、「肩幅が広くて驚いた」と打ち明ける。

ドジャースに移籍した山本由伸を筆頭に、宮城大弥、山下舜平大、東晃平ら高卒投手の育成には定評のあるオリックス。昨季は2022年ドラフト3位の齋藤響介が二軍で11試合の経験を積み、9月26日の西武戦で一軍初登板初先発を果たした。

身長177センチ、体重72キロと同タイプの細身の高卒右腕が1年目から一軍登板(4回2安打無失点)を果たしたことは身近な目標となる。そのためにも夏までに5キロの増量が必須というわけだ。

高校は愛媛の聖カタリナ学園だが、出身は大阪府高槻市。「タメ語だと関西弁になります。意外に大阪出身が少ないと聞いたので覚えてほしい」と大阪に本拠地を置く球団のホープとしてアピールも忘れない。

ケガなく、大きく育てば数年後に化ける可能性は十分。山崎颯一郎から背番号63を受け継いだ河内康介を覚えておいて損はない。

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