8強入りしたシナー
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は11日、シングルス3回戦が行われ、第2シードのJ・シナー(イタリア)が世界ランク25位のJ・シュトルフ(ドイツ)を6-4, 6-2のストレートで破り、3年連続3度目のベスト8進出を果たした。

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世界ランク2位で22歳のシナーは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で自身初となる四大大会制覇を達成。その後は2月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)と先月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)でも優勝を果たし、今季マッチ22勝1敗という圧倒的な成績を残してクレーコートシーズンに臨むこととなった。

ロレックス・モンテカルロ・マスターズに出場するのは4年連続4度目であり最高成績は昨年の4強入り。今大会では初戦となる2回戦で世界ランク27位のS・コルダ(アメリカ)を6-1, 6-2のストレートで下し初戦突破を決めた。

3回戦の第1セット、第3・第4ゲームでブレークを奪い合うと終盤の第9ゲームでシナーが2度目のブレークに成功。サービング・フォー・ザ・セットとなる第10ゲームでは1度目のセットポイントをものにし先行する。

続く第2セット、シナーはファーストサービスが入ったときに90パーセントの高い確率でポイントを獲得し1度もブレークポイントを与えず。ミスを最小限に抑えウイナーを11本を決めるなど主導権を握るとリターンゲームでは2度のブレークを奪い1時間16分で勝利。今季3度目の「ATPマスターズ1000」8強入りを決めた。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトにシナーのコメントを掲載し「彼(シュトルフ)は確かに危険な選手。とても注意しなければならなかったよ。僕はかなり早い段階でブレークを奪い、その後、彼にブレークバックされた。とてもタフな試合になることは分かっていたけど特にセカンドサーブはうまく返せたと思う。とてもうれしい」と語った。

「幸せだよ。どの試合も違う。次のラウンドに進めることがうれしい。(準々決勝は)本当にタフな試合になるだろうね。楽しみだけど、いつものように勝ちたいのならレベルを上げなければならないね」

勝利したシナーは準々決勝で第7シードのH・ルーネ(デンマーク)と対戦する。ルーネは3回戦で第9シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)を7-6 (11-9), 3-6, 7-6 (7-2)のフルセットで下しての勝ち上がり。

同日には第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)、第8シードのC・ルード(ノルウェー)、第11シードのA・デ ミノー(オーストラリア)、第12シードのS・チチパス(ギリシャ)、第14シードのU・アンベール(フランス)、第15シードのK・ハチャノフが8強に駒を進めた。

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