今オフにフリーエージェント(FA)となる大谷翔平が、ロサンゼルス・エンジェルスに「残留」する可能性が報じられた。

 投打で並みいるメジャーリーガーを凌駕する大谷は、2021年アメリカン・リーグMVPに輝き、さらに2022年は「規定打席」とともに「規定投球回」をダブル到達するなど、二刀流としてフル稼働し、偉業を次々と成し遂げている。

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 異彩を放つ彼の動向は、球団関係者をはじめ多くのファンが注目している。そんな大谷の去就が取りざたされるなか、現地5月11日に米放送局『ESPN』のバスター・オルニー記者は新たな証言を伝えた。

 とある球団幹部は「エンジェルスはオオタニをトレードするつもりはない」と断言。さらに別の関係者は「もしトレードするなら、昨年の夏が最高のタイミングだった。チームが完全に崩壊しない限り、トレードの可能性はない」と明かす。

 さらにライバル球団の選手評価担当によれば「エンジェルスのオーナー、アート・モレノ氏はスプリングトレーニング時に、『チームが戦えている限り、オオタニのトレードはしない。現代のベーブ・ルースをチームから放出した男として記憶されたくない』と話した」という。
  一方、オルニー記者は「オオタニがFAになった後、エンジェルスと再契約すると信じている人物を見つけるのは難しい」と指摘したうえで、「もし彼がアナハイムを去ることになれば、少なくともモレノ氏が追い出したのではなく、オオタニが選択したことになる」と、他チームに移籍する可能性も示唆した。

 現在、エンジェルスは20勝18敗で、首位テキサス・レンジャーズに3.5ゲーム差のアメリカン・リーグ西地区2位につけている。9年ぶりのポストシーズン進出を目指すチームにとって、不可欠な存在として躍動する大谷。そんな彼の動向からしばらく目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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