門脇麦が主演と務める「厨房のありす」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ)の第5話が2月18日(日)に放送される。同作はマイペースで人とのコミュニケーションが苦手な自閉スペクトラム症(ASD)の店主・八重森ありす(門脇)が、街の小さなごはん屋さん「ありすのお勝手」で、大好きな化学の知識を基に、おいしくて優しい料理を生み出すヒューマンドラマ。

■ありすを見守る個性的なキャラクターたち

「ありすのお勝手」にアルバイトとして転がり込む謎の青年・酒江倖生役を演じるのは永瀬廉。一見、すれていて無愛想な倖生だが根は心優しく、ありすの行動や言動に戸惑いながらも、徐々に寄り添い支えるようになっていく。

また、ありすの幼なじみ・三ツ沢和紗役には前田敦子。和紗は工務店の娘で地元では有名な元ヤンだが、幼いころからずっとありすのことを守ってきた。今はありすのお店でホール係として接客を担当しているが、第3子を妊娠中で、出産に合わせて代わりのアルバイトを探している。そこに現れる倖生に自閉スペクトラム症のありすとの接し方や独自のルールを教えていく。そして、家では息子2人を育てるしっかり者の母親として毎日奮闘している。

さらに、ありすの父親で有機化学を教えるゲイの大学教授・八重森心護を演じるのは大森南朋。3歳でありすを引き取り、大きく深い愛情でありすを見守り育ててきた“ゲイのお父さん”心護の思いとは。

■これまでの放送では――

ありす(門脇麦)の店に、蒔子(木村多江)が突然やって来た。緊張するありすだが、心護(大森南朋)は蒔子をすぐに追い返そうとする。ありすは倖生(永瀬廉)に、かつて見た心護と蒔子の様子をこっそり打ち明ける。「お母さんは、お金を払って私を捨てたんだと思います」。

翌日、ありすの店に和紗(前田敦子)が復帰し、無愛想な倖生のイメチェンを提案。賛同したありすのアイデアで倖生は前髪を上げることになり、常連客から大好評。そんな中、最近店に来るようになった明里(金澤美穂)は、どんよりした顔で「消えてしまいたい…」。好意を寄せている会社の先輩・圭介(渡辺大知)を他の子に横取りされそうな状況らしい。

助言を求められたありすは「私には恋愛する資格はありません」と、ASDで実の親にも愛されなかった自分には、愛される資格も愛する資格もないと言い張る。そんなありすを見て、倖生はありすを五條製薬に連れて行くことに。一方、2人の外出をデートだと勘違いした和紗と三ツ沢家の面々は大騒ぎ。心護を巻き込み、事態は思わぬ方向へ。

ついに、ありすの母親とあの火事の夜の出来事が明らかに。そして倖生も、自分の過去を告白する。


■第5話では――

「あの火事が事故じゃないこと、おまえは分かってるだろ」と詰め寄る心護(大森南朋)に「バレて困るのはお前だろ」と誠士(萩原聖人)は答える。2人を偶然目撃してしまった百花(大友花恋)。25年前の五條製薬の火事は事故じゃない…。ありす(門脇麦)の過去には、まだまだ秘密があるようだ。

そうとは知らないありすは、朝からやけに上機嫌。開店準備をする倖生(永瀬廉)の働きぶりを褒めちぎり、倖生を指導する和紗(前田敦子)にもお礼を言い、大嫌いな優作(前原瑞樹)にまで労いの言葉をかける。明らかにいつもと違うありすの様子に、倖生と和紗は首をかしげ、優作は気味悪がる。

すると、ありすはこれからは恋にも前向きになると宣言。そんな中、常連客の明里(金澤美穂)が泣きついてくる。会社の先輩・圭介(渡辺大知)とのデートは、告白できずに終わったらしい。圭介の気持ちを確かめもしないで落ち込む明里に、ありすは「そもそも好きってどういう気持ちなんでしょうか?」と問う。

ありすはみんなのことが好きだけど、“恋愛の好き”と“それ以外の好き”の違いが分からない。人は恋をするとどうなるの? 好きの違いを知りたいありすは、調査を開始。さらには、明里の恋に脈があるのか調べるために、倖生とカップルを装って、ある作戦を決行する。

――という物語が描かれる。

■ありすの心に恋心が…予告動画に反響

公式HPなどで公開されている予告動画では、「私には恋愛をする資格がないと先日発言しましたが、取り消します!」とありすの一言からスタート。ありすの前向きな恋宣言に、和紗は「告ったってこと?」と倖生に訪ね「違いますよ!」と否定するも、驚きが隠せない様子。

一方、常連客の恋の行方は迷子中。「きっと嫌われてます…」とネガティブ発言する明里に、和紗の「恋は駆け引きだ!」の後押しが効き、ありすと倖生がある作戦を決行する。しかし、片思い相手の圭介はあ然とした反応。さらにその晩、ありすが倖生に「私が何を考えているか気になりますか?」と、迫る胸キュンシーンも見られた。

また、「ありすのお勝手」に蒔子と誠士が訪ねてくる。自慢の料理を振る舞うありすに「おじいちゃんの言い方傷つけちゃったよね」と謝る蒔子。そんな様子を横から見る誠士だったが、何やら心護と言い争う場面が映し出される。どうやら過去に因縁が。蒔子が「一緒に働いている倖生くんって…」と問うと、心護の表情が曇る。どうやら倖生と心護の間にも秘密があるようだ。

ラストには倖生が倒れてしまい、ありすが「死んでしまいます!!」と大騒ぎする場面も。二人の距離が近づいているのは確実…恋心にも進展がありそうな予感が。

第5話放送を前に、「ドラマの優しい世界観好き」「涙腺崩壊した…」「倖生がありすを見る目が誠実」「きゅんも、ミステリー要素もどっちも楽しみ!」「倖生どうして倒れちゃったの!」「早く続きみたい」といった声など、オンエア前からSNS上などで話題となっている。