真田広之が主演&プロデュースを務めるドラマ「SHOGUN 将軍」(毎週火曜昼2:00配信、全10話)の独占配信が2月27日よりディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」の「スター」にて開始。物語の始まりとなる第1話の本編冒頭映像も解禁された。

■「SHOGUN 将軍」とは

「SHOGUN 将軍」は、戦国の日本を描いたジェームズ・クラベルのベストセラー小説を原作に、「トップガン マーヴェリック」の原案を手掛けたエグゼクティブプロデューサーのジャスティン・マークスをはじめハリウッド制作陣が手掛けた戦国スペクタクル。

徳川家康をモデルとした戦国一の武将・吉井虎永を演じるのは、ハリウッド俳優の真田。加えて、虎永と運命を共にする英国人航海士ジョン・ブラックソーン(のちの按針)をコズモ・ジャーヴィス、細川ガラシャをモデルとしたキリシタン・戸田鞠子をアンナ・サワイが演じる。また、虎永の家臣で憎めないキャラクターの樫木藪重役で浅野忠信が、虎永と天下の覇権を争う敵将・石堂和成役で平岳大、虎永の腹心・戸田広松役で西岡徳馬が出演する。

ディズニー傘下の製作会社FXプロダクションが担当した同シリーズは全10話のリミテッドシリーズで、初回は2話配信その後毎週1話ずつ配信となる。(※現在1話・2話が配信中で最終話は4月23日[火]配信予定)

配信を迎え、辛口批評サイトRotten Tomatoesのレビュー評価は100%を記録、オーディエンス評価も100%(2月27日時点)となっている。また、国内最大級の映画レビューサービス・Filmarks(フィルマークス)では、レビュー評価が5点中4.4(2月29日時点)の高得点を獲得。ハリウッド×日本文化という革新的な作品が高評価を得ている。

■主人公・吉井虎永の運命を大きく変える、ジョン・ブラックソーンが日本に漂着

今回、解禁となったのは、主人公吉井虎永の運命を大きく変えることになる、英国人航海士のジョン・ブラックソーン(のちの按針)が日本へ漂着する本編映像。

覇権を狙う、最大のライバルである石堂和成ら五大老と敵対し命をかけて戦う虎永は、按針と出会い、彼から世界を見聞きし幾度も命を救われ、侍の地位に取り立てることに。そして按針は虎永が計画していた“壮大な謀り事”の鍵を握る重要人物となっていく。

ハリウッドの制作陣が、巨額の製作費で描いた同作では、臨場感や大迫力のシーンもさることながら、日本舞台の物語を忠実に映像化すべく、セット、ロケーション、装飾、小道具、全ての過程において細部まで忠実に時代考証を重ねられた。さらに甲冑や鎧などの衣装や小道具の多くを日本の職人が手掛けるなど、真田の想いに共鳴した、長年にわたって日本映画界を支え続けてきた職人たちや時代劇経験豊富なスタッフ、キャストが集結している。

そんな日本の魂が込められた本編シーンでは、たどり着いた場所もわからず混乱する按針、そして日本の地に漂流した異国の者を捉えようと乱暴に扱う侍の間に異様な緊張感が流れ、短い映像だけでも真田とハリウッドの“本気”が垣間見える。
■これまでの「SHOGUN 将軍」(1話〜2話)

1600年の日本。それまで日本を統一していた太閤がこの世を去り、諸国は五人の大老によって治められていた。関東地方を治める大名、吉井虎永(真田広之)は太閤の寵愛を受け、太閤の子が成人するまで命をかけて守ることを誓っていたが、大坂城の城主でもある五大老のひとり、石堂和成(平岳大)の策略によって他の大老たちと対立関係に陥り、自由に身動きがとれないばかりか、いつ首をはねられてもおかしくない状態にあった。

そんな折、虎永の領地に外国船が漂着し、乗っていた英国人船員ジョン・ブラックソーン(コズモ・ジャーヴィス)は、英語を話せる戸田鞠子(アンナ・サワイ)の通訳を得て虎永と対面する。“按針”と呼ばれることになったブラックソーンは虎永に、カトリックの国々がアジアを植民地にしようと暗躍していることを伝え、虎永はポルトガル船の出港を禁じる。その夜、虎永たちの寝床が暗殺者によって襲撃される。狙いは虎永かと思われたが、その日は虎永のはからいで按針と部屋を交換していた。結果として未遂に終わった暗殺者のターゲットは按針だったのである。

■第3話「明日は明日」あらすじ

大坂城で囚われの身になっている虎永は、家臣の樫木藪重(浅野忠信)に按針と虎永の正室・桐の方(洞口依子)を領地・網代に連れていくように命じる。その一方で、虎永もまた大老たちの監視の目をかいくぐり、大坂城から脱出する策を講じていた。