お笑い芸人のなかやまきんに君が4月10日、都内で行われた「DMM英会話 新価格戦略発表会」に登壇した。

■なかやまきんに君がアンバサダー就任

「DMM英会話」(合同会社DMM.com)では、同日から「いちばん続けやすい、英会話へ。」を目指して料金体系を見直した新プランの提供を開始。一時的に身に着けて忘れていってしまうようなスキルではなく、継続してメンテナンスすることで使いやすいスキルとして、日常の楽しみが拡がるような生活の一部であってほしいという思いから、短期利益の優先ではなく「継続する価値」を軸に新プランの提供とプラン価格の刷新する。

アメリカ筋肉留学を経て英語力を身につけたきんに君がアンバサダーに就任し、この日の発表会では、英語を学ぶ意義や英語があって実現した夢、英語の学びを継続することの大切さなど、英会話について語った。

■一日睡眠3時間で英語の勉強

冒頭、きんに君は「私は実際にですね、筋肉留学と言いまして、アメリカ・ロサンゼルスの方に2006年から4年半、しっかりと留学しておりました。で、筋肉留学とはいえですね、4年半行って、帰ってきた時にしっかり痩せていたということなんですけれども」と、アメリカ留学について回顧。

「それなぜかと言いますと、しっかりと本当に勉強しておりまして。一応、サンタモニカカレッジという2年制の大学があるんですけれども、そちらでキネシオロジーと言いまして、運動生理学部でしっかり単位を取って卒業してまいりました。授業はもちろんですけれども、テストも教科書も全て英語でございますので、その時にしっかりと勉強して帰ってきた分、痩せてしまったということですね」と、一日睡眠3時間で英語の勉強していたことで痩せてしまったと明かす。

また、「本場の英語を身につけているので(発音の)自信はめちゃめちゃあります」と胸を張り、「DMM英会話アンバサダー」「Let's talk with the World」「アーノルド・シュワルツネッガー」という日本語も混ざったお題を、きんに君流のくせの強い発音で英語っぽく聞かせる。

会場が静まり返る中、MCから「気合が入りすぎて本場とちょっと違うような気がしたんですが」と指摘されると、きんに君は「気のせいです」と否定。MCから「そしたら、もう1回…」とむちゃ振りされ、「もう1回…? あのウケ具合でもう1回やるのか…」と戸惑いつつ、同じように発音。これにはMCから「違ったパターンが聞けるのかと思ったんですが」と厳しいツッコミを入れられ、きんに君はたじたじになっていた。

■肉体強化も英語学習も「継続が大切」

今回のアンバサダー起用について「ロサンゼルスで英語学習を経験するなど、肉体の強化のみならず、英語力の強化に関しても非常にストイックなトレーニングされているなと思った。英語も日々トレーニングを継続していくことが大切というところを表現していただきたい、一緒に広めていっていただければ」という理由を聞いたきんに君は「大変うれしく思いますね」と笑顔を見せる。

「やはり真剣にね、トレーニングはもちろんやっておりますし、筋肉留学の時、今も引き続きですけども、英語もしっかり勉強しておりますし。やはり言っていただいたのは、継続しているということで。あとは私『パワー!』のみでやっておりますけど、それも24年継続しております。はい。そういうところを評価していただいたっていうのは、大変うれしく思います」と、笑いを交えながら心境を語る。

■「アメリカへの挑戦は終わっていない」

さらに、「筋肉留学中に僕は、もちろん英語の勉強も一からスタートしました。で、自分でコメディーショーを開いて、英語のみでショーを開いたりとか、映画を作って上映したりとか。もちろんテレビ、映画、CMなどのオーディションも受けました。それはもちろん英語でやるので、そういった時もしっかりオーディション用の英語を勉強したり、コメディーショーの自分のネタを全部英語でやるので、一からしっかり覚え直したり、映画の台本をまずは日本語で書いて、知り合いの日本語と英語ができる人にちょっとお話しながら英訳してもらって映画を撮ったりとか、そういうことをやっておりました」と留学中のさまざまなシチュエーションで英会話に挑んだことを振り返ったきんに君。

続けて「筋肉留学から帰ってきたタイミングは、学生ビザで5年間だったので、しっかりとサンタモニカカレッジを卒業して帰ってきたんですけれども、僕の中ではまだ筋肉留学というか、アメリカへの挑戦は終わっていないという感じですね」と、まだ世界に目を向けていると言い放つ。

これには、MCから「改めてすごい人だったんだなって思ってしまった」と称賛され、「ありがとうございます。お笑いの方では褒められたことがないんですけどね」と返して笑いを誘った。

■「英語を話すことができたら、活動とか考え方の幅も広がる」

最後に「今の皆さんの生活でもし英語を話すことができたら、もうこれはちょっと想像していただきたいんですけれども、お仕事ではもちろん、プライベートにおいても、かなりいろんな活動とか考え方の幅も広がると思うんですよ。そのためには最初の一歩を踏み出さないといけない。ちょっと何かやってみたいなって思っている方はぜひ挑戦していただいて、皆さんのその人生の幅を大いに広げていただきたいと思います」と、英会話を身につけることで生活が変わると熱弁。

「もう若い人は特にですし、海外に興味があるとか、自分の生活を変えてみたいなとか、もうなんでもいいんですけども、何かに挑戦したいなと思う人にはやっていただきたいです。本当にいろんなことを、考え方が変わったりだとか、行動の範囲が変わったりだとか、いろんな文化を勉強できたりとか、本当に得るものが多いので、何かちょっとやりたいなって思っている方、それが見つからないなっていう方は、とりあえず英会話やってみていただきたいなと思います」と呼び掛けた。

■「2024年の『新語・流行語大賞』にノミネートしたい」

さらに、イベント後の囲み取材では「やっぱり僕は24年ぐらいですか、1年目の頃からこのタンクトップと短パン、そして『パワー!』、これでやってきましたんで、今年は英会話のアンバサダーになったということもありますので『Power!』、こちらのネイティブバージョンで2024年の『新語・流行語大賞』にノミネートしたいなと思っております」と目標をぶち上げる一幕も。

しかし、報道陣から「違いは…?」と問われ、『パワー!』『Power!』と二つのバージョンを続けて披露するも笑いは起こらず。「やっぱり英語のね、世界に、皆さんに、こう伝わるような…英語のそういった発音に変えながらのネタを、やっていかないとな、と思っております」と動揺しながらも真面目に説明していた。