メトロンズ主演のドラマ「向かいのアイツ〜メトロンズ初主演 連続ドラマ〜」(毎週水曜夜11:00-11:30、BS松竹東急/TVerにて配信)の第4話が4月24日に放送された。第4話では、第3話と同時期に起こった“「レ・コケットリー」サイドのエピソード”として、山本貴志(児玉智洋)のもとにテレビ取材がやって来る様子が描かれた。(以下、ネタバレを含みます)

■「向かいのアイツ〜メトロンズ初主演 連続ドラマ〜」とは

吉本興業に所属する人気コント師・しずる、ライス、サルゴリラ3組に、作家・演出家の中村元樹を加えた7人組の演劇チーム・メトロンズが主演を務める本作。商店街を舞台に繰り広げられる様々な人間模様が描かれる。

とある商店街で向かい合わせに建つ2つのお店、洋服屋「コシカワ」と、品揃えのおかしい雑貨カフェ「レ・コケットリー」の間に起こる笑いあり、感動ありのドラマである。

「コシカワ」の店長・越川透馬をしずるのKAZMAが演じ、向かいの「レ・コケットリー」の店長で「コシカワ」のライバル・山本貴志を、「キングオブコント2023」優勝のサルゴリラ・児玉智洋が演じる。そして、「レ・コケットリー」のアルバイト店員で山本の従妹・瀬古依子には、女優で女性アイドルグループ「さくら学院」の元メンバー・倉島颯良が抜擢された。

また「コシカワ」と「レ・コケットリー」には、サルゴリラ・赤羽健壱演じる商店街の理事長で透馬の幼馴染でもある成田信春をはじめ、しずるの村上純やライスの関町知弘と田所仁が演じる“個性的な客たち”が日々訪れる。村上、田所、関町はそれぞれ1人で複数の役を演じることになっており、登場人物はほぼ全てメトロンズによって演じ分けられている。

さらに卸売業者の正木雪也役を、映画や舞台、ドラマなど多方面で活躍するベテラン俳優・渡辺哲が務め、物語のキーマンとなる。

■癖の強いテレビリポーターが「レ・コケットリー」を取材しにやって来る

「レ・コケットリー」では、今日も貴志(児玉智洋)と依子(倉島颯良)が商店街を乗っ取るための“商店街統一計画会議”をしていた。そんな中、キラキラ商店街に「梅あるき」という人気番組が取材にやって来る。

リポーター(田所仁)は独特なテンポとハイテンションな語り口でロケを進行していき、「よろしです〜」と決めゼリフを言いながら店内の商品を物色していく。しかしそのリポーターは、カメラを切った途端に疲れきった様子で暗いオーラを漂わせ、椅子に座りうなだれるのだった。

その後、「梅あるき」という番組をネットで検索してもヒットしないことを疑問に思った依子が、そのリポーターに直接名前を聞いてみる。すると先ほどの取材時のテンションが嘘のように、彼は小さい声でボソボソとつぶやく。何を言っているか聞き取れなかった依子は、取材に帯同していたカメラマンに男の名前が“梅本あきら”であることを聞き出した。

取材を再開すると、梅本は先ほどのハイテンションに戻り、軽快なトークをし始める。そのギャップについて行けない貴志は始めこそ戸惑っていたものの、その時「コシカワ」で働く透馬の姿を見て何かを決意。何かに吹っ切れたように、梅本に負けず劣らないテンションで店内を紹介し始める。

実は貴志は、向かいの店「コシカワ」から透馬(KAZMA)がその様子を見ていることに気づき、“すごい取材をやっていると思わせて透馬に圧をかける”という作戦を思いついたのだった――。

■意味深な言葉を貴志に伝える梅本…

その後も、梅本と貴志はハイテンションで決めゼリフ「よろし〜」を連発しながら「レ・コケットリー」の雑貨を紹介していき、無事収録を終える。しかし例のようにカメラを切ると、一気に生気を失う梅本…。

そして梅本は去り際に、貴志に対して「大変でしょう、あなた」「あんまり無理をしていると、私みたいになりますよ」とボソボソ声で伝えてくる。貴志が口を開けてポカンとする中、梅本はその場を後にするのだった――。

次話では、依子が「コシカワ」の評判を下げるために過激な接客をする様子が描かれる。また予告映像では、「コシカワ」に来店した謎のスタンプラリーマニアが発狂するシーンも。第5話は、5月1日(水)夜11時から放送予定。

■「向かいのアイツ〜メトロンズ初主演 連続ドラマ〜」これまでのあらすじ

とある商店街で、向かい合う洋服屋「コシカワ」と雑貨カフェ「レ・コケットリー」。病気の父に代わり、臨時で洋服屋「コシカワ」の店長を務める透馬は、「レ・コケットリー」の店長・貴志からの嫌がらせに頭を抱えていた…。

そんなある日、透馬のもとに依子という謎の女性がバイトの面接にやって来る。その後、成り行きで依子を採用することにした透馬だったが、実は依子は貴志の従妹で、“「コシカワ」を乗っ取る”という貴志の計画のために、スパイとして潜入したのだった。

「コシカワ」を乗っ取る貴志に協力するはずの依子だったが、その“天然おっちょこちょい”ぶりで、デートを控えた男性の洋服を選び励ましたりと、意図せぬ活躍で店に貢献してしまう。そんな中、商店街にテレビ番組の取材がやって来る――。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

※しずる・KAZMAの「Z」は正式にはストローク付き表記