エンポリ戦ではゴール

現在30試合を終えて、25勝4分1敗でセリエAの首位に立つインテル。2位ACミランとの勝ち点差は14となり、スクデット獲得が濃厚となっている。

そんななか、英『Daily Mail』は「フェデリコ・ディマルコはジャンルカ・ザンブロッタ以来最高のイタリア人左サイドバックだ」と綴っており、現在世界最高の左SBの1人であるディマルコを称賛している。

「ディマルコの天性のアタッカーのように力強くて正確に放たれるシュートはチームの象徴となるだろう。彼はおそらくセリエAで最もテクニカルなディフェンダーであり、エンポリは彼を止めるところまでは至らなかった」

「シモーネ・インザーギは、この26歳のボックス・トゥ・ボックスのウィングバックが、インテルの3-5-2システムで5番目のディフェンダーとしても3番目のアタッカーとしてもプレイするという、完璧ともいえるマシンを作り上げた。このフォーメーションの中で、ディマルコはインザーギのシステムが実際に影響を与える数少ない選手の一人であり、攻撃と守備の両方の役割をこなす」

今季リーグ戦で圧巻の成績を残すインテルではラウタロ・マルティネスとマルクス・テュラムの2トップの活躍に目が行きがちであるが、左サイドのディマルコも充実したシーズンを送っている。今季はここまで公式戦34試合で6ゴール8アシストをマークしており、同選手のゴールは印象的なものも多い。

インテルの下部組織で育ったディマルコはトップチームデビュー後、レンタル移籍を繰り返す時もあったが、今ではインテルに欠かせない選手にまで成長している。