プレミア屈指のCB

クリスタル・パレスに所属するイングランド代表DFマルク・グエイ(23)の獲得を巡って、アーセナルとマンチェスター・ユナイテッドが争う可能性があるようだ。英『The Times』が報じている。

2019年にチェルシーでプロデビューした同選手は2020年1月、スウォンジーへのレンタル移籍を経て、2021年7月にクリスタル・パレスへの完全移籍を果たした。1年目からプレミアリーグで36試合の出場を果たすなど、パレスの守備の要として君臨。今シーズンもパレスを支える1人であったが、2月頭のブライトン戦で膝を負傷してしまい、現在は離脱している。

まだ23歳という若さでありながら、イングランド代表でもCBを務める同選手はプレミアリーグのビッグクラブが目を光らせている選手の1人であり、今夏の去就が注目されている。ステップアップの可能性が高い同選手の獲得には少なくとも5500万ポンド(約108億円)が必要になるだろう、と同メディアは伝えている。

アーセナルにはガブリエウ・マガリャンイスとウィリアム・サリバといったプレミア屈指のCBコンビがいるものの、この2人の稼働率は気になるところで、できればもう一人トップレベルのCBが欲しいところか。しかし冨安健洋やユリエン・ティンバーというCBをこなせる選手もいるため、優先度はそこまで高くないかもしれない。

一方のユナイテッドは守備陣の立て直しは必須だ。今シーズンはディフェンスラインの要のリサンドロ・マルティネスが怪我に悩まされていることもあり、リーグ戦34試合で51失点を許している。ラファエル・ヴァランが今夏に退団する可能性が高く、CBを探している。エヴァートンのジャラッド・ブランスウェイト獲得の噂も浮上しているが、CBの補強は必須ポイントとなる。

グエイはプレミアを代表するCBの1人だが、今夏にビッグクラブへの移籍を果たすのか。