東京コースでのクイーンC勝ちが光るハーパー

オークス2023

[GⅠオークス=2023年5月21日(日曜)3歳牝、東京競馬場・芝2400メートル]

 距離延長、初重賞勝ちのステージで反攻へ。GⅠ桜花賞4着のハーパー(友道)に前進のムードが漂う。

「桜花賞も楽しみにしていたのですが、この馬のポテンシャルを発揮しやすいのは、今回の舞台だと思います。ジョッキーとの呼吸も合わせられるようになってきていますので、2400メートルは問題ないと思いますよ」

 15日朝、大江助手が力強い口調で見通しを口にした。前走後は短期放牧で心身ともにリフレッシュ。栗東トレセン帰厩後の調整に余念はなく、最終追いを無事に消化できれば、万全の態勢が整うだろう。

「『自分から動いて行くんだ』という感じになっていますし、レースに向けて整ってきています。いい状態でレースに出走できると思います」と同助手。2007年ローブデコルテ以来、史上5頭目となる〝桜4着馬〟のVを狙う。

著者:東スポ競馬編集部