父子4代連続でのGⅠ制覇に向け英気を養うビッグシーザー
父子4代連続でのGⅠ制覇に向け英気を養うビッグシーザー

高松宮記念2024

[GⅠ高松宮記念=2024年3月24日(日曜)中京競馬場、芝1200メートル]

 ビッグシーザー(牡4・西園正)が全休日の18日朝、馬房から落ち着いた表情を見せていた。前走から中2週とレース間隔は詰まっているが、デキは高いレベルをキープ。納得の状態で大一番を迎えられそうだ。

「馬は変わりないです。暑い時季はダメ。今くらいの時季がちょうどいいですね」

 甲斐助手がデキの良さに目を細める。一時期の不振から完全に脱出。淀短距離S1着、GⅢオーシャンS2着と好勝負を演じている。

「前回は中団からの競馬。どこからでも競馬ができますね。中京コースは悪くないと思いますし、ここでどんな競馬をしてくれるかです」と同助手。

 勝てば、曾祖父サクラユタカオー(1986年天皇賞・秋)、祖父サクラバクシンオー(1993、94年スプリンターズS)、父ビッグアーサー(2016年高松宮記念)による父子4代JRA・GⅠ勝ちの偉業達成となる。

著者:東スポ競馬編集部