栗東トレセンから退厩したロータスランド
栗東トレセンから退厩したロータスランド

 24日のGⅠ高松宮記念(5着)でラストランを迎え、29日付での競走馬登録抹消が発表されたロータスランド(牝7・辻野)が同日朝、栗東トレセンから退厩した。

 前日の晩から降り続いていた雨が上がると、長年、寄り添ってきた橋本助手に手綱を引かれて馬房から出てきたロータスランド。馬房前を1周すると、最後まで落ち着き払った様子で馬運車に乗り込んだ。

 辻野調教師は「7歳牝馬ですが、GⅠの引退レースであれだけよく頑張ってくれました。無事に走ってくれたという思いと、まだやれそうという気持ちもありますが、余力を残して元気なうちに、繁殖に上げることができて良かったです。GⅠ制覇はその子供に託そうと思います。うちで初めて重賞を取ってくれましたし、大きなケガもなく一線級で走ってくれました。寂しい気持ちはありますが、無事に繁殖に上げることができてホッとしています」と感謝の言葉をつづった。

 今後は北海道・浦河町の三嶋牧場で、繁殖馬としてセカンドキャリアを歩む。通算成績26戦6勝。

著者:東スポ競馬編集部